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2004 はいさい、うちなー。
沖縄への旅(1)
〜首里城から旧海軍司令部壕へ〜
                                                  04/10/29

羽田で翼を休める飛行機。 窓から見える綺麗な海。
ウェルカム・オキナワ。 まずはソーキそばを。
 10月の終わり、東京は秋が深まり冬着が必要なほど冷え込み始めていた。ちょうど誕生日が近く、ANAではバースデイ割引があることから、沖縄行きを決意した。片道料金は全国一律12000円「どうせなら遠くまで行ってやろう」という魂胆だ。また姉が沖縄市に住んでいたのも大きな要因。

 航空券は9月上旬には手配したものの、特に何の準備もせず10月下旬を迎えた。宿は那覇・国際通りにあるカプセルホイン沖縄「 楽天トラベル(旅の窓口) で予約」を押さえてある(1泊2800円)が、その他には何も調べていなかった。大きな目的は3つ。泡盛・ビールやゴーヤ、珍味などを含めた飲み食べ歩きと琉球王朝〜第二次大戦などの歴史的建造物、そして噂に聞く息をのむほどの、きれいなコバルトブルーの海

 10月29日、快晴。飛行機は無事那覇に降り立った。バスについて道を聞こうと思い、職員らしき人に話しかけたときだった。「ゴオオオオォォォォォーッッッ・・・・・プシュゥゥゥゥゥーッッッ」という轟音が腹に響いた。すぐ隣で航空自衛隊の戦闘機が滑走し飛び立っていったのだ。自然に恵まれたリゾート地・沖縄。と同時に戦略的に東アジアにおいて重要な位置を占める軍事基地・沖縄でもある。地元の人にとっては当たり前のことかも知れないが、あらためて気付かされた思いだ。

修学旅行生など団体さんがいっぱい。 空も晴れ渡り見晴らしがいい。
いわゆる首里城の正殿。 中に入ったところ。
 バスに乗り那覇市街へ。沖縄そばで腹ごしらえをしてから観光へと向かう。まずは首里城

 何の予備知識もないまま門や建物を眺めてみる。赤を基調とした色合いはなんとなく中国の影響だろうか、などと思いつつ建物の中にも入ってみる。戦後に復元されたものなので歴史的威圧感には欠けるが、当時の王家の暮らしぶりが偲ばれるようで興味深い。

 沖縄最大の城(グスク)ということらしいが、ここへ向かうバスの中で納得した。山の高台にあり、ぐんぐんと登っていくのだ。最初平面図を見たときは徒歩でも行ける、と踏んでいたがかなり無謀かもしれない。そしてここからは那覇市街が一望できる。まさに天然の要塞、在るべきところにお城は建てられるようだ。


首里城の後はバスで糸満方面へ移動し、旧海軍司令部壕へ向かった。展示室で大まかな歴史を把握しながら、目を覆いたくなるような写真をしっかりと見つめる。両国民の死者数や使用された弾薬数、参加艦艇・航空機数などは気が遠くなるような数字で実感がわかない。ただ私に出来ること・・・、それはこの事実にしっかりと目をむけ、記憶に留めて人に伝えていくことだと思う。


 壕の中へ入って行くと、ひんやりとした空気が漂っている。司令部室、作戦室、下士官兵員室などそれぞれの仕切りがあるものの、急場しのぎの空間にすぎない。そして大田実少将以下海軍幹部が自決した部屋、幕僚室には生々しく手榴弾の破片の傷跡が残っている。その時、その場で何が起こったのか・・。過去の文献を頼りに想像する他ないが、決して忘れてはならないことがその場で起きたのだ。

参考サイト:沖縄の空と海


 教科書で学んだ世界の歴史、日本の歴史、沖縄の歴史。しかし現地を訪れてみると、また違った感覚を肌で感じることができる。「なぜそんな事が起きたのか・・」「他に術はなかったのか・・」「今後どうすればいいのか・・」答えはすぐには見つからないが、一生かかって問い続けなければならない問いが、そこにはある。

 そんな重く辛く悲しい歴史を抱えながらも、沖縄は、沖縄の人は、明るく楽しく振舞っている。忘れてはならないが引きずっていても仕方がない過去の歴史。運命の狭間に揺れながらも明るく踊る沖縄を見るにつけ、勇気付けられる自分を発見することができるのだった。

そうして、沖縄の夜へ繰り出していった・・。

ヘリオスパブ
山羊料理さかえ
仏蘭西居酒屋アリス
ラーメン・チムドンドン


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沖縄への旅  (2)へ続く



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