天候は快晴。空は蒼く、大地は緑。なんとも伸び伸びとした雰囲気だ。年に一度のこのイベントを毎年心待ちにする人もいる。青空のもとでワイン、料理、音楽を楽しむ。そこにはなんの制約もないし、気兼ねすることもない。ただ、目の前のものを楽しめばいいのだ。
ニュージーランド中から多くのワイナリーが出店し、自慢のワインを提供する。飲む側も、飲ませる側も、みな底抜けに明るい。「国民性」とか、そんな言葉では片付けられないようなこの明るさは、ワインの持つ力なのかもしれない。そうだとしたら、まだ私たち日本人は、ワインの持つ楽しさの、十分の一も享受していないことになるだろう。
もちろん、ただ楽しいだけではない。知的好奇心をくすぐるに十分な催しも、たくさん用意されているのだ。わずか数年の間に、ニュージーランドワインが世界市場で高い評価を受けるに至った理由−様々な要因があるだろうが、その一つにピノ・ノワールの成功が挙げられる。
栽培が難しいとされるこの品種は土地の個性を大いに反映する。ブルゴーニュの、村や畑の位置関係を熱心に調べるワイン好きも多い。北島、南島の各産地、もちろん造り手にもよって様々な個性を映し出したニュージーランドのピノ・ノワール。そのピノに世界中のワインファンたちが注目をしはじめるのに、あまり時間はかからなかったのだ。 |
| ステージではライブ演奏などが行われた。芝生の上でワイン、料理、音楽を思い思いに楽しむ。 |
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