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2003フランス短期留学
ボルドーの暑い夏(4)
〜南西地方・カオールへ〜
                                            04/07/19
街の中心部にある公園。 カオールの象徴ヴァラントレ橋。
 フランスの南西部、大西洋に面するボルドーはピレネー山脈を挟んでスペインと国境を接している。いわゆるバスク地方と呼ばれる地域で独特の文化圏のようだ。さて、ボルドー滞在は2ヶ月間あまり、せっかくなので近場へ小旅行に出かけてみた。行き先は「黒いワイン」で有名なシュド・ウェストのカオールだ。

 当初は一人電車でのんびり旅行を、と考えていたがステイ先の友人クリスが車を出してくれるというので、お言葉に甘えて男二人旅となった。このクリス氏、普段は温厚な英国紳士なのだがハンドルを握ると人が変わる。ヘビメタをガンガンにかけながら、ナイジェル・マンセルよろしくアクセルべた踏みで高速道路をかっ飛ばすのだ。安定感抜群のメルセデス・ベンツだが、なんとスピードメーターは250km/hを上回っていた。TGV(フランスの高速鉄道)よりも速い。

断崖絶壁の中に埋め込まれるように作られた家。 山にへばりつくように位置する村。
川がゆったりと、悠久の時を刻む。 裕福な農家の屋敷。
 昼過ぎにボルドー市を出発し、カオール市街に到着したのは夕方だった。キリアドというチェーンのホテルへ荷物を置きまずは街を散策。カフェでビールを飲みながら公園を眺めたり、有名な橋へも行ってみた。夜はこじんまりとしたビストロへ。もちろんワインはカオール。なんと90年というオールドヴィンテージがあった。地元で地元のワインを飲む。料理も名物のフォアグラが出てきたりと最高の組み合わせだった。
 二日目は朝早くに出発。カオール、ペリゴール地方というのは山中をロット川というのが流れており、その流域に小さくて古い街が点在している。この町並みが、まるでおとぎ話にでてきそうな可愛らしさなのだ。

 サン・シルク・ラポピー。フランスには小さくて美しい村がたくさんあるが、その中でも特に有名なところ。山の上部に崖を切り開くように存在する町並みは、朝の霧に包まれた時などはまるで雲の上に浮かんでいるかのように見える、なんとも幻想的な村だ。


 まるで時間が止まってしまったかのような空間。水も、空気も、目に入るものすべてが美しい。耳を澄ますと教会の鐘の音が聞こえてくる。市場で買ったリンゴをかじりながら、目を閉じる。そう、こんな時に、「ああ、フランスに来ているんだ」と実感できるのかもしれない。


参考サイト:
カオール市公式サイト
ボルドーワイン委員会(日本)
フランス政府観光局(ボルドー)
ボルドー観光局
ウェブシティ・ボルドー(仏語)


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