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2003フランス短期留学
ボルドーの暑い夏(3)
〜レストラン食べ歩き〜
                                            04/06/27
ステイ先のマンション。現代美術館の向かいという、閑静な所だ。
 フランスといえば何を思い浮かべるだろうか。芸術の都パリといわれるように、やはり芸術の国だろう。絵画、音楽、演劇、オペラ。あらゆる芸術がこの国に集積し、花開き、独自の文化として育まれてきた。
 そして芸術というものをもっと幅広く解釈するならば、当然料理も含まれることになる。世界三大料理といわれるフランス料理。その中ではとっつきにくい、敷居が高い、などのマイナスイメージもつきまとうが、世界中の美食家たちを魅了してやまない要因の一つに、高い芸術性がある。
 フランスに料理を学びに来る人は後を絶たない。今や世界中で様々な料理がしのぎを削り、世界三大料理なんていうのも錆びた看板になりつつあるが、それでもやはり、フランスでしか学べない、感じられない何かがあるのだろう。そう思って目をぎらつかせている若い料理人が、街にはうじゃうじゃいる。

 
チーズの匂いが充満している。 硬いのやら柔らかいのやら、いろいろある。
 私は料理の専門家ではない。フランスに来た主な理由はワインだ。しかしワインと料理は密接な関係にあり、中でもしばしば最高のマリアージュ(結婚という意味)だと評されるチーズには、当然無関心ではいられない。
 そんなわけでボルドーを代表するといってもいいレストラン・ド・フロマージュ「BAUD ET MILLET」には足繁く通った。8週間の間に5回行き、おそらくは今までの人生の中で食べてきたチーズの量を優に超えるチーズを胃袋に収めてきた。そう、ここの売りはなんといってもビュッフェ・ド・フロマージュ。地下のチーズ貯蔵庫の中から好きなものを好きなだけとっていい、という夢のようなメニュー。


 その他にはカンコンス広場に面したビストロ・ド・カンコンス。ランチで行ったり、夜に軽く飲みに行ったり。落ち着いた雰囲気のお店でカフェとしても利用できる。あとはジャルダン・ピュブリックの近くにあったレストラン・ロワゾー・ブルー。日本語が達者なギャルソンがいて、日本話に花が咲いた。自分の国の文化に誇りを持つ人が多い、というフランスと日本の共通点に彼も共感を覚えており、また日本に行きたい、と目を輝かせていた。

 
日本ではおなじみの牡蠣フライ。もちろんポン酢は置いていない。 パーラメント広場。夜になるとライブ演奏などが始まり賑やかだ。
 
お世話になっていたワインショップ「COUSIN」。オーナーはあのD:VINを造るCh.ローデュックの生産者の親友らしい。ヤコブだったかな? 広大なカンコンス広場。夏は夜9時を過ぎてもまだ明るい。
 

 ガロンヌ川とサント・カトリーヌ通りとの間、ちょうど大劇場の裏側に、飲食店が密集している。カフェ、ビストロ、レストラン、中華、日本食、イングリッシュパブ、マクドナルド?など多種多様だ。特に夏はみな路上にテーブルを並べて、町全体がオープンテラスになり、まるで大きな食堂のようだ。もちろん、観光客目当ての高いだけのお店もあるので注意が必要。地元の人の評判を頼りにするのがいいが、今の時代、事前にインターネットなどで調べるのも得策と言えるだろう。

 またボルドーといえば牡蠣が有名。オイスター・バーのように牡蠣をメインに食べさせてくれるレストランも多い。その他は秋が旬のセップ茸、鳩肉などジビエ類も豊富だ。そしてそれらに合わせるワイン・・、そう、当然ここではボルドーワインだろう。食前酒にはボルドー名産のリキュール「リレ」。前菜には香り高いグラーブの白か、さっぱりとしたアントゥル・ドゥー・メールもいい。野菜や魚にはボルドー・クレレットや軽快なボルドーACの赤。そして重厚なジビエ料理やチーズには、メドックやサンテミリオンの名だたるグラン・ヴァンが控えている。そしてもちろん、フォワグラやデザートにはソーテルヌがピッタリと寄り添う。

 ボルドーを満喫するのに、2ヶ月というのではあまりにも短かったようだ。


参考サイト:
ボルドーワイン委員会(日本)
フランス政府観光局(ボルドー)
ボルドー観光局
ウェブシティ・ボルドー(仏語)

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