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2005 冬の日本海を望む
越後・南東北一人旅(前半編)

                                                  05/2/11〜12

哀れな“翼に輝く日の丸” 新潟の新鮮な握り寿司。
カーブドッチのブドウ畑。 大根や鮭が吊るされている。
 まだ肌寒い二月の初め、JR東日本が発行するお得な切符「3連休パス」を購入して旅にでた。長野や新潟から北は函館まで、広範囲をカバーする嬉しい切符。新幹線も長野、上越、秋田、青森、東北とよりどりみどりだ。

 まずは上越新幹線MAXときに乗り新潟へ。被災の痕が癒えないところに豪雪が降り積もり、住民の心労は察するに余りある。旅行で訪れることで少しでも役に立てればと思う。

 長岡に途中下車をし、山本五十六記念館へ。今回どうしても訪れたかった、最初のハイライト。降り積もった雪の中に山本五十六の生家を見つけ、感慨にふける。記念館では真っ二つに折れた一式陸攻の主翼が、物悲しげに横たわる・・・。歴史の大きな流れに抗しながらも、最後は武人らしく職務を全うし、大きな渦の中へ飲み込まれていった悲運の提督、山本五十六。

 新潟港で採れた魚に舌鼓を打った後は、巻町にあるカーブドッチ・ワイナリーへ。のどかな田園風景でありながらも、どこか洗練された空気が漂う、まるで欧州のワイナリーに来ているかのような雰囲気だ。そこでいろいろと地元のワインを楽しんだ後は、ローカル列車に揺られて日本海を北上。すっかり日が落ちた白原を、汽車の照明が優しく照らす。


 一夜あけて、海を見ながらの朝風呂に思う。「ああ、これが日本海か・・・。」あまりにも雄大な自然を前に言葉を失い、茫然自失。打ち寄せる波の音に耳を傾けながら、刺すように冷たい空気を一身に受けて立ちつくす。そして、そこからザブンと湯船に浸かると、地獄から天国に駆け上ったような、得もいわれぬ快感が待ち受けているのだ。


 日本海に面した村上市の「瀬波温泉街」を発ち、豪農の街・米どころ「酒田」へ。雪が舞う山居倉庫の、侘しい美しさにも心打たれる。さらに陸羽西線、陸羽東線と乗り継ぎ南東北を横断。これでもか、というほどの深い雪に思わず見とれる。

 鳴子温泉郷では早稲田桟敷湯で身を休めた。硫黄のような香りの、ホッと温まる癒しの温泉。一日いても飽きそうにないほど、個性的な温泉が軒を連ねている。また鳴子は「こけしの里」でもあり、町のいたるところにこけしが並んでいた。

 すっかり陽も暮れた頃、東北最大の都市仙台へ。お約束の牛たんに頬張りつき、サッカーイタリア代表も唸ったというナポリピッツァを堪能。食べて飲んで、また飲んで。この世の極楽ともいえるくらい、南東北への旅を楽しんだ。


食べたもの
●ピッツェリア・デ・ナプレ(仙台)
●牛たん炭焼 利久(仙台)
●ゆ処・そば処 磐舟(新潟・村上)
●お酒とコーヒーと音楽 楽屋(新潟・村上)
●越後鮨処 河竹鮨(新潟)

参考サイト:
元気わくわく瀬波温泉
カーブドッチ・ワイナリー
鳴子温泉郷
へりくつブログ

後半編へ続く



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