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西新宿7丁目には個性的な飲食店が密集している。ラーメン激戦区であることは言うに及ばず、讃岐うどんの東京麺通団、大久保に近いこともあり魅惑的なコリアン料理店やモツ焼き屋にワインバーなど百花繚乱だ。 なかでも前々から気になっていた京都鉄板焼き「丹波亭」を訪れてみた。実は飲み食いした後の3軒目だったのだが、ねぎ焼きならサッパリしているだろう、という目論みもあった。 入り口はシックで高級感すら漂うが、傍にはメニューが置いてあり価格も記載されている。鉄板焼きは7〜800円からという嬉しい価格。普通に飲み食いしても3000円あればおつりがくるだろう。 さっそくビールを注文。運ばれてきたのはなんと、サッポロ・ラガー。高田馬場・清龍や吉祥寺いせやなど、限られた飲食店でしか見かけない銘柄だけに、「こんなところに嫁いでいたのか」と妙な感慨にふける。
最初のつまみは京都丹波産黒枝豆。ややどす黒く、茶葉の香りが漂う本格派。程よい塩加減はビールにも良く合うし、鉄板上でじっくりと焼き上げられるので中までほっくり、柔らかく仕上がる。
中身は九条ネギが主体だが、上には大根おろしとポン酢が被さっており、清涼感溢れる仕上がり。形が崩れない程度にギュッと圧縮されているがネギはしんなりと柔らかく薫り高い。 細かく刻まれたコンニャクや桜海老なども脇を固める。中央には半熟卵が配されており、これが全体によく馴染んでさらに香ばしさ、コクを高めてくれる。豚肉はピーンと張った肉質で中は柔らかくジューシー。ポン酢との相性も抜群だった。 広島でも関西でもない京都風。京都・丹波の素材をふんだんに使用した鉄板焼きは、粉モノという点で庶民の食べ物なのだがどこか、凛とした気品を感じさせてくれた。 丹波ピノ・ノワール[1999] 赤 辛口
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