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めん屋そら (神田)
                                            04/5/28
 
白い壁は清潔感いっぱい。

すっかりと晴れ渡ったお昼時、無性に塩ラーメンが食べたくなった。照りつける太陽に抗するためにも何かさっぱりとしたものを欲したわけだ。以前、店の前を通りかかって気になっていた神田・南口の「めん屋そら」へと向かった。路地裏のさらに路地裏、という分かりにくいところにある。
 外観は、センスのいい若者がやってるカフェか居酒屋というノリ。手書きの看板と純白の暖簾には好感が持てる。やはり第一印象は大切だ。

小粒ながらよくまとまっている。

 メニューを見て正直、躊躇した。ゴマダレつけ麺も旨そうだったからだ。それに塩ラーメンだとご飯モノが欲しくなり、そのご飯モノ、純レバー丼は380円もする。ラーメンが650円なので合計1030円だ。つけ麺なら量も多いし780円でいける。頭の中で様々なポートフォリオを巡らせて、シミュレーションを重ねながら結局塩ラーメンと純レバー丼、という組み合わせを弾き出した。
 
スープの引き立て役にまわっている麺。
 ほどなくして運ばれてくる。うっすらと鶏や豚の脂、野菜などの旨みが染み込んだ清涼スープだ。無濾過の原酒・生のようなにごりというか、見た目とは裏腹な骨太な旨さが口中を圧倒する。
 刻みネギも全体のバランスに寄与している。もう少しコクを出すためには揚げネギとか香油とかあればいいのかも。もっとも今のような繊細なバランスの方が食べ飽きない気はするが。
 麺は中太の平打ち。きしめんのような形をしている。スープに寄り添うようなあっさり味で、麺を食べるというよりも、スープに浸して、スープの旨みをすくい上げるような役割を担う、縁の下の力持ちだ。

吉野家もこれくらいの丼を出して欲しい。
 チャーシューがよかった。あっさり味のラーメンとは対照的によく炙ってあって、醤油ダレの効いた本格派。これだけでツマミになるだろう。それから出色だったのが純レバー丼。当初は胃袋を満たすための注文だったが、主役を張れるほどの美味しさだ。レバーの外側はプリッとしていて、中はジワッと柔らかい。鉄分、脂分などがタレによく馴染み、それらが白米と一緒くたになって目の覚めるような旨さに昇華している。

 じんわりと旨いラーメン。食べ終えた後の印象はそんな感じだ。あまり個性的ではないことが個性的なんだ、といえるような、真っ向勝負のラーメン屋。温かく見守って行きたい。
 
 
お店データ:
めん屋そら
参考データ:ラーメン食べ歩き
千代田区鍛冶町1-7-1
Tel 03-5294-9191
JR神田駅南口より徒歩2分 



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