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standing bar スタンディング・バー
Petit Konishi プチコニシ (中野坂上) 
                                            04/6/5
 
中野坂上の顔ともいえる。

 「そのままのあなたでお立ち寄りください」というコピーにも象徴される、愛すべき存在の立ち飲みやさん、プチコニシ。ワインショップとしても賑わいをみせる藤小西の店内奥のスペースに、2003年秋に併設されたスタンディング・バーだ。
 今日は特別に、勝沼醸造の有賀さんが来店されて「アルガブランカ」の発表記念パーティー。決して広くはない店内が、多くのワインファンの熱気に包まれた。「セミナー」というかしこまったものではないが、単なる「飲み会」でもない、という絶妙の雰囲気だ。
 
 
大型の液晶テレビもある。 清潔なオープンキッチン。

 店主・戸谷さんからの挨拶で会は始まった。その後は有賀さんにマイクが渡され、乾杯の発声も忘れるほどの独演会。日本のワイン、山梨の社会風土、そして自分の作りたいと思っているワインについて、思いの丈を語ってくれた。
 
 
勝沼の甲州に誇りをもつ有賀氏。 思い思いに乾杯。
 「甲州という品種で世界と話がしたい」こう語る有賀さんの目はとても輝いていた。そんな熱い話を聞きながらいただくワインがおいしくないはずがない。「造り手の哲学」という最高の一皿を肴に、次々とグラスが空いていったのだ。

 供されたワインは7種類。辛口の白が4つ、赤1つ、甘口の白2つ。
 
アルガ・ブランカ “ブリリアンテ” 02
アルガ・ブランカ “クラレーザ ディスティンタメンテ” 03
アルガ・ブランカ “ピパ” 02
アルガ・ブランカ “ヴィニャル イセハラ” 03
アルガ・レイノ レゼルヴァ “プリヴァーダ” 02
アルガ・ブランカ “ドース” 01
アルガ・ブランカ “エンヴェリェシーダ” 90
 
 ワイン名はポルトガル語らしい。最初の一杯は甲州で微発泡のスパークリングワイン。柑橘風味がなんとも心地よい。2つめは甲州・シュール・リー。味噌、醤油、わさびにも合うという、守備範囲の広さ。3つめは甲州・樽発酵。タンニンや苦味もあり、果実味、酸味ともにボリュームがあるふくよかな一品。4つめの甲州・単一畑イセハラがすごい。ペサック・レオニャンの白を思わせるような熟した白桃、ハーブ類の清々しさ。土壌の個性が反映している、という解説に思わずうなずく。赤もバランスがよくなめらか。デザートワインの2品も甘みと酸味のバランスがよく、上品で凛とした味わいにうっとり。
 
 
 
 ワインに合わせて出された料理もまたすごい。その数9品。どれもみな確かな素材の旨さが生きていて、繊細かつダイナミックな料理だ。
 
★野菜の蒸し煮コリアンダー風味 ★明太子のスパゲティ
★パルメザンチーズのカリカリ ★子羊の塩生地包み焼き
★キビナゴのフリット ★フレッシュ シェーブルチーズに
 香草と胡椒を加えて
★岩手産地だこのマリネ ★グレープフルーツとベルベンヌ
 ミントのジュレ
★シュリンプピラフ
 

 楽しい時間というものは、あっという間に過ぎるもの。6時に始まった今日の宴ももうすでに10時を回っている。おいしいワインと料理を堪能し、造り手の哲学に触れ、参加者との会話に心温まる瞬間。「ワインを通じての生活の楽しさ、豊かさ」みたいなものを経験することができた。「そのままのあなたでお立ち寄りください」。そう、ここでは日常の忙しさやストレスは忘れて、あるがままの幸せを享受したい。それがまた、明日への活力となるのだから。
 
 <2005年1月9日追記>
 
 定番メニューとは別に週代わりで提供されるスペシャリテ。クリスマスにはハートの形をしたチーズが添えられた牛肉とポルチーニ茸のペンネが提供された。
 
 
 チーズの盛り合わせ3種類。冬の定番「モン・ドール」とシャブリで洗ったウォッシュチーズに、シェーヴルチーズ。イチジクとアンズが添えられている。
 
 
 生ビールはエビス、ギネスの他にベルギービールのヒューガルデンが。グラスサイズからWサイズまでまで幅広い。約800mlのWサイズは片手では持ちきれないほど。冬には大粒のカキフライも提供され、滲み出る牡蠣汁がたまらない。
 
 
 
 
お店データ:
スタンディング・バー プチコニシ
中野区中央2-2-9 第3戸谷ビル1階
Tel 03-3365-2244
OPEN:17:00 to 23:30(ラストオーダー23:00)
定休日:日曜日
地下鉄・中野坂上駅より徒歩2分 



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