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【カレー強化月間】ということだが、やはりバイブルは押さえておこう、ということで新宿中村屋の2F「ルパ」を訪れた。カレー好きなら知らぬ人はいない、新宿の名店。 「新宿と言えば高野フルーツパーラーか中村屋」と言われるほど知名度が高く、駅前東口のもっとも賑わう一等地に昔からビルを構える新宿中村屋本店。昭和2年に、日本で初めての純インド式カリーを発売したというから年季の入りが違う。またカレー、もといカリー以外にも和洋菓子、ベーカリー、中国・フランス料理などおいしいものがたくさん。 今回は2度目の訪問。お昼時を外した午後3時半なので店内は閑散としているが、週末やお昼時となると多くのお客でごった返す。広い店内にはゆっくりとしたBGMが流れ、サービススタッフも手馴れた動きで実に居心地がいい。新メニューにも食指を動かされたが財布とも相談し、やはり基本のインドカリーをいただくことに。
おなじみの付け合せとともにライスとカリーが運ばれてくる。さっそく解き放たれる、心地よいスパイスの香り。早くも額に汗が滲むほどだ。チキンには小骨がついているが長時間煮込まれたのだろう、噛めるぐらい柔らかくなっている。ジャガイモにも旨みが染み込んでいて、柔らかくふっくらと炊かれたご飯にもよく合う、トロミのついたカレー。
バターやヨーグルトなどの乳製品がそうさせるのか、辛いのにマイルドな後口。なめらかなコクが豊かな余韻を牽引する。 付け合せも相当手が込んでいていかにも純インド式。ピクルスは果物のようにしっとり柔らかく、らっきょうは酢酸がピリリと効いている。赤い玉葱とマンゴーアチャール(ピクルス)のスパイス漬けのようなものがまた、奥深い辛さを与えてくれて程よいアクセントに。 接客もつかず離れず、キビキビとした応対で見ていて気持ちがいい。超有名店として長い間君臨し続けることの難しさ・厳しさは想像に難くないが、驕りをみせず、真っ当な旨いカリーを提供し続けてくれることにはただ脱帽するほかない。“変えずに変わる”中村屋のカリーに「老舗の味とはどういうものか」を教わったような気がした。 新宿中村屋 カリー&シチュー
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