灯台下暗し。まさにそんな言葉がピッタリだろう。新宿駅東口改札を出てすぐの、MYCITY B1にある新宿ベルク。コーヒー屋でもあるが夜は駅パブとして、軽く一杯飲むための憩いの場だ。
雑然とした店頭のメニューが新宿らしくていい。どこか学園祭のノリだ。一歩入るとカウンターからは店員さんの明るい声が響き渡る。生はサッポロ生かエビス黒、そしてエーデルピルス!とヒュールガルデン、ギネスがある。そのほかの輸入ビールもたくさんあるし、ワインも痒いところに手の届くセレクションだ。
このお店の存在を知ったのは「散歩の達人」という雑誌の別冊の中だ。そこに載っていたのがギネスとエーデルピルスによるリアルハーフ。迷わずこれを注文し、アテにはドイツ・ソーセージとポテトの盛り合わせを。
このリアルハーフが見事な色合い。きれいに二色に分かれていてカクテルのよう。上の層のギネス・スタウトはほろ苦くスモーキーで、ゆっくりと胃袋に染み渡る。その時、下の層のエーデルピルスがわずかにギネスの膜を潜り抜けるように、喉へ到達する。華やかなホップの香り、軽快な炭酸が渾然一体となって五臓六腑に染み渡る。もはや言葉に出来ないほどの夢見心地だ。
| 注ぐのにも熟練の技がいる。なんともきれいだ。 |
ペスキエなどなかなかいいワインを置いている。 |
| きれいな焦げ目がついている。 |
中は肉汁ジュージューだ。 |
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アテにと注文したソーセージとポテトだが、こちらもよかった。プリッとした食感のソーセージはたるみがなく、スパイシーで引き締まった味わい。ほくほくのポテトフライは冷たいビールと見事にマッチングを見せ、思わず頬が緩む。
一人飲みだったので10分ほどでさっと店を出た。会計は¥1291。そんな気軽さが駅パブの利点なのかもしれない。深酒をする必要はない。さっと飲んでさっと出る。ここはあくまで新宿駅のベンチのようなもの。つかの間のオアシスなのだ。
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