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ダンチュウなどの料理雑誌で特集されたことにより、一気に火が付いた感のある立ち飲みブーム。それまで立ち飲みというと一種独特な雰囲気があり、若い人がフラリと立ち寄るのにはなかなか抵抗があったものだ。 しかし最近の立ち飲み屋は違う。ずいぶんと敷居が低くなったというか、「立って飲む」という行為を除けば普通の繁盛店と大して変わらない。おつまみメニューだけではなくちゃんとした料理が並び、酒もワインやカクテルなど豊富に揃う。インテリアやBGMにも配慮が行き届き、リラックスできる雰囲気だ。 そんな新時代の立ち飲み屋を探るため、渋谷から歩いて神泉にある立喰酒場「Buchi」へやってきた。「ぶち」とは広島弁で「かなり、超」という意味。スタッフに広島出身の方が多いらしく、なんとなく親近感を覚える。
ハートランド<生>をサッと飲み干してスパークリングへ。R・ド・リュイナールやTOSOが置いてあったり、なかなか憎い品揃えだ。料理もビッシリ用意されており、どれもみな酒飲みの心をくすぐるもの。特に広島の名店「中ちゃん」にヒントを得たという雲丹クレソンは、シンプルながら甘みと辛味が実によく調和した、垂涎の一品だ。
3人で行ったのだが、これだけ料理が旨いと酒も進む。サンセールやイタリア・ウマニロンキの白、カリフォルニアのカベルネにニュージーランドのピノ・ノワールなどワインも多種多様。500円から900円まで幅広く揃っていて飽きさせない。 ごま油の効いた濃厚なレバ刺しに、鴨のスモークやオーストラリア産仔羊の南乳焼。この南乳焼というのが面白く、甘辛く香ばしい麹の旨みがたっぷり詰まっていた。もはや立ち飲みの域を超えて、その辺のビストロ顔負けといった感じだ。 これだけ食べてもまだ、メニューのほんの一部。またここはカップ酒の日本酒がウリで、寒くなる季節にはもってこいだろう。渋谷からトボトボ歩いて15分、酔い覚ましにもちょうどいい距離といえそうだ。 ご意見・ご感想は掲示板へ! <立ち飲み・雲丹・燻製>
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