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注文ごとに小鍋であわせる魚介系スープと動物系スープ。流行りのWスープというやつだが、そのバランスをとるのは意外に難しい。 魚粉たっぷりで魚の匂いが強すぎるものや、動物の脂が勝ちすぎて魚介の風味が飛んでしまったものなどいろいろあるが、その2つが見事に寄り添ったときの繊細なおいしさは筆舌に尽くしがたいものがある。今回はそんな難しいWスープ作りに心血を注ぐ麺屋「むくろじ」を訪れた。 ラーメンは塩か醤油が選べ、塩の方が50円高い。それだけいい塩なのかもしれないし、なにより魚介のおいしさを一層引きたててくれるはず。これに味玉と叉焼が贅沢に盛られた特盛ラーメンをいただいた。 麺は中細のストレートで、噛むと小麦の風味がじんわりと広がる。モチッとしていてしなやか、適度なコシが心地よい。一度冷却して風味を閉じ込めた魚介系スープと、豚骨・鶏ガラなどの動物系スープを注文ごとに小鍋で合わせる、手の込んだスープは絶妙のバランス。キリッと効いたミネラルが、旨みのエッジを一層際立たせている。
ダイレクトに麺のうまさを味わうならつけ麺がおすすめ。ふっくらとしていながら芯のある噛み応えで、濃い目の魚介スープをよく拾い上げる。スープは酸味と脂と魚粉がバチッと効いた、目鼻立ちのハッキリしたもの。 麺を浸して食べるうちに徐々に濃度が適正化されていく。最後は叉焼や煮卵も漬け込んでスープ割を。鼻孔をくすぐる魚介の匂いがどこか懐かしい。 セルフサービスの水は備長炭で濾過されており清々しく、食べ終えた後に飲むとスッキリ爽快。ラーメンの美味しい残像だけが、浮かび上がったような気がした。 ご意見・ご感想は掲示板へ! <魚介系Wスープ・つけ麺・チャーシュー>
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