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お好み焼き 遊來(大町)
                                            04/5/3
 
つけ麺は唐々亭のフランチャイズに入っていて、こちらも人気だ。

 広島といえばお好み焼き。そんなイメージは全国区となっている。しかし、イメージばかりが先行しすぎてはいないだろうか。「お好み焼きにはうるさいで」という広島人は多い。しかしあまりにも日常的な食べ物だったので事細かい味の印象よりも、「あのおばちゃんが焼いてるから」「昔からずっと食べているから」といったセンチメンタルな理由でお店を語ってはいないだろうか。あるいは「なんとなくイマイチ」とか「自分的にサイコー」などと曖昧な表現で。もちろん、それもまたお好み焼きの楽しさの一つなので否定するつもりはないし、あくまで個人の嗜好だ。しかし広島の食文化の代表として、もう一歩踏み込んで味わってみたい。もっともっと進化していく、愛すべきお好み焼きだから。

 
 
お好み焼きといえば、マンガ本だろう。高倉健のポスターもいい感じだ。 きれいな円形。青海苔、白ゴマ、ガーリックパウダーで仕上げられる。
なんて豪語しておきながら、お好み焼きにとって生命線とも言える鉄板前のイスを確保できなかった。皿に盛られたお好みを箸で食べるという、まるでハンバーガーをバラして食べるような行為を強いられてしまったのだ。しょっぱなから不覚である。

 しかし気を取り直して、熱々を頬張る。酸味とバランスのとれたオタフクベースの特製ソースときれいに茹でられた生麺がよくからむ。特徴的なのはなんといってもそのキャベツだ。甘くて瑞々しい。シャッキリとして、ホクホク。いわゆる濃い味ではなく、全体に調和のとれた上品な味わい。ワインに例えるならシャンボール・ミュズィニーのようだ。
  
麺はコシがあり小麦の風味がしっかりと感じられる。 キャベツが豊富で、全体にまとわりつくように存在する。 千切りはやや厚め。シャキッとした触感はここから生まれる。
脂も多くないし塩気も少ない印象。野菜の甘みと麺の旨み、ソースの酸味とで上品なバランスをとっている。決して奇をてらうことのない、まさに食べ飽きることのないお好み焼きといってもいい。
 それにしても、なんとバリエーション豊富な食べ物なのだろうか。具在や麺も自由自在。ソースひとつで味の印象が大きく異なってくる。郷土料理として、ノスタルジーに語られることが多いお好み焼きだが、純粋に料理として味わったとき、また新たな発見があるのかもしれない。

2005年6月再訪、鉄板上で熱々を。イカ天と豚バラ肉がコクを感じさせ、魚粉も香ばしい。


お店データ: 
遊來(ゆうき)
参考:中国新聞「炎の鉄板」
安佐南区大町西3-11-3
Tel 082-870-0755

アストラムライン毘沙門台駅から徒歩10分 




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