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うだるような暑さの広島市内。炎天下の広島市民球場で帽子もかぶらずに2軍の試合を見ていたものだから、熱中症になりかけたほど。それでも「今日のお昼はお好み焼を食べよう」と強く決めていた。 八丁堀にある胡桃屋。グルメ雑誌やサイトなどでも紹介されており以前から気になっていたお店。なんといってもキャベツやネギの質がぴか一とのこと。先入観に支配されるのは良くないが、高まる期待は抑え切れない。とめどなく流れ出てくる額の汗を拭いながら、八丁堀のお店を目指した。
まずは生ビール、ヱビスを喉に放り込む。今の私にとって何よりもの清涼品だ。そして鉄板さばきを観戦するのだが、その合間にキャベツを切るコトン、コトンという音が心地よい。すべて手で千切りにしているのだ。
その間に生麺を茹で、サッと鉄板上でほぐす。パリッとキツネ色に仕上げられて、最後は卵の上に載せられて完成だ。自宅で栽培されているというネギは甘くて瑞々しい。しっかり味の染み込んだ立派なネギに唸る。
ソバの食感には、個人的に少し不満が残った。やや水ぶくれしたような弱いコシで、存在感に欠けるような気がする。 キャベツの甘み、ネギの苦味、旨みが主役の本格的な一枚。化学調味料も不使用とのことでB級的な旨さは控えめ。あくまで上品で繊細なバランスの良さを旨としている。 いい素材を上手に調理すれば旨いものができる。当たり前のことかもしれないが、なかなか難しいだけに、食べ終えた後の満足感は高い。
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