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梅雨がやってきた。暑くてじめじめするし、いやな季節だ。こんなときは鉄板の前に陣取って、あつあつのお好み焼きをふぅふぅいいながら頬張るに限る。そうと決めたら足取りは軽い。家を飛び出してから新宿西口まで、風を切って歩いていった。 あす香というお店は初めてなのだが、なぜか初めてのような気がしないのは、それが広島風お好み焼屋だからだろうか。なんだか、家に帰ってきたような、落ち着きがある。そして落ち着いたなら、まずはビールだ。泡立ちのきめが細かいスーパードライでほっと一息。熱い鉄板と冷たいビール、このコントラストがいい。
形はやや小振りながら均整の取れた円形。ソースはおたふくソースであとは青海苔だけ、というシンプルな味付けだ。さっそくコテを右手にもって刻んでいく。断面を見るとそば、もやし、きゃべつ、卵、生地ときれいな層を成している。これらを一緒くたに口中に放り込んだとき、魚粉の香りとともに広島の街が脳裏に浮かんだ。
もう一点、やはり味がきれい過ぎる。もう少しB級的要素がほしいところ。ガーリックパウダーか鰹節、ゴマを加えるか、麺を焼くときにソースを絡ませるとか。しかし、まずやって欲しいのはBGMのJ−WAVEなどはやめて、AMのラジオ局に切り替えて欲しい。できれば中国放送(RCC)を受信してほしいところだ。これだけで気分がだいぶ違う。あとはマンガ(そばが挟まれてるような)が置いてあるとさらに雰囲気が高まるだろう。 なんだか結局最後は雰囲気論になってしまったが、決してまずい店ではなかった。950円という郷土料理価格は別として、鉄板焼きをつまみにした飲み屋的利用もできそうだ。マイブームというか、しばらくは東京での広島風お好み焼を追いかけてみたい。決してノスタルジックにならず、純粋に料理の1ジャンルとして。 お店データ: 広島風お好み焼 あす香 参考サイト:東京グルメ 新宿区西新宿1丁目12-12 河西ビルB1F Tel 03-3343-1717 JR新宿駅から徒歩3分 ![]() |
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