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気温も上がり始めすっかり春めいてきた、4月中旬。街を行く人の服装なども少しずつ薄手のものになり、季節の変わり目を実感する。 しかし食いしん坊にとって季節の変わり目となるのは、やはり旬の食材だろう。熟れたトマトは夏の日差しが似合うし、秋刀魚を焼く香りで秋の到来を知る。寒ブリを肴に熱燗で身体を温めるのも、寒い冬ならではの楽しみだ。 そして春といえば、春野菜。長い冬眠から目覚め、旨みを蓄えた旬の食材がスーパーやレストランを賑わせている。そんな旬の春野菜を食べに、特に地元の食材を大切にする仏蘭西料理「ル・トリスケル」を訪れた。 小奇麗でかわいらしい店内にはフランス語のラジオ放送が流れ、とてもゆったりとした雰囲気。本日のデジュネ(ランチ)を注文すると、まず前菜に有機赤ピーマンのムース・春仕立てが運ばれてきた。見た目にも鮮やかで、ピーマンの青みなど微塵も感じさせない、よく熟れた旨み。細かく刻んだグリーンピースがまた、いかにも春っぽい。
続いて出てきたのが倉橋産トマトの冷製スープにモッツァレラチーズを加えたもの。ひんやりとしたシャーベット状の食感が心地よく、トマトとは思えない充実した甘みに思わず笑みがこぼれる。三良坂産のフロマージュは濃厚な風味で歯ごたえもよく、胃袋の中で極上のカプレーゼが作り出された。 メインはもち豚のロティ・白いんげん豆のラグー添え。適度に引き締まったもち豚には無駄のない旨みが詰まっており、豆のラグーを添えることによって一層上品に、香ばしさが増す。
感動と興奮でお腹も胸もいっぱいになりながら、最後はデザートを。熱々トロトロのガトーショコラに、真っ白なバニラアイスがかかった様は圧巻。レモンとパッションフルーツのムースやイチゴも添えられて、極上のデザートタイム。 食べることへの好奇心を喚起してくれる料理は、食べ手に喜びをもたらしてくれると同時に、高度な知的ゲームへと誘ってくれる。料理人へはもちろん、素晴らしい食材を提供してくれる農家の方にも感謝しながら、もっと「食べること」に真摯に向き合っていきたい。 <フランス料理、ビストロ> オーストラリア産仔牛のラグー バラエティー豊かな『ナチュラルチーズ』は【ナチュラルチーズ専門店】へ! 新鮮な有機野菜、無添加などの安全食品の宅配 ガトー・ショコラ・クラシック(約18センチ)
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