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食味へのこだわり
手打ちうどん とく一(吉島)
                                            05/4/23
 
シンプルな外観。席数は15程度か。 天ぷらはほかにも数種類ある。

 数年前に爆発的ブームを見せた、香川の讃岐うどん。以来、大型チェーン店などが進出してきて、すっかり身近な食べ物になってきた。

 しかし、私たちが普段食べている「讃岐うどん」は本当に“讃岐”のうどんなのだろうか。一過性のブームが落ち着きつつある今だからこそ、情熱を込めて本気で讃岐うどんに取り組むお店を訪問した。広島のうどん好きの中でも1、2を争う人気の、手打ちうどん「とく一」へ。

 11時開店のところ、20分前には店頭へ到着。バタン、バタンとリズミカルにうどんを打つ音に期待も俄然高まり、長い長い20分を待ち終えてようやく入店した。

これだけでもボリューム十分。 悩ましいほどに輝きを見せる麺。
この一杯のためだけでも讃岐に渡りたい。 妖艶に絡みつく生玉子。熱を帯びて半熟状に。

 茹でたうどんを冷水で締め、ネギ、海苔、天カス、大根おろし、ショウガをバランスよく散らしたぶっかけうどんを注文。さらに腹の虫が鳴ったのか、釜玉うどんゴボウ天げそ天まで注文した。この天ぷらがまた旨い。薄めの衣を突き破ると、シャキシャキのゴボウとプリプリのタコが顔をのぞかせ、食べ応え十分。

鋼のようなコシがありながら、ツルッと咽喉を滑っていく。

 いよいよぶっかけうどんに箸をつける。手首に伝わる力強さは、本物の讃岐うどんの証しだ。艶があり、ハリがあるうどんを、卵や具材に混ぜ合わせてからチュルルッと一口啜る。骨太なうどんの存在感は咽喉いっぱいに広がった。

 「うどんが生きている!」そう感じずにはいられない、口中での圧倒的な存在感。舌が痺れるほどの、躍動感。それでいて優しく咽喉を通り抜けていくしたたかさも。ふっくらもちもちに仕上がった釜玉うどんの、なめらかな食感もあっぱれだ。和製カルボナーラという表現がピッタリの釜玉うどんも、チュルチュルと音をたてながら胃袋へ収めていった。

 こんなうどんが広島でも食べられるなんて・・。うどん全般に詳しい方によると、讃岐でもここまで旨いうどんは滅多に食べられないという。うどんを噛み締めながら、情報や流通が発達した恩恵に与る自分の幸せを、グッと噛み締めた。




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お店データ : 食味へのこだわり
手打ちうどん とく一 (吉島)
参考サイト : 快食案内サーチ
         広島E級グルメ
住所 : 広島市中区光南1-13-12
Tel : 082-541-1091
営業時間 : 11:00 - 19:30
定休日 : 月曜日・第3日曜日
バス停「光南町」から徒歩5分 




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