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wine & teppan ワインバー
リュミエール(薬研堀)
                                            04/8/21
 
隣は派手な彩色が目を引く団欒亭。向いがセントラル・ゲート。

 観光で広島を訪れたなら瀬戸内海の魚介類、牡蠣やタコ、アナゴに舌鼓を打つかもしれない。あるいは、大きな鉄板の上で繰り広げられる職人技、広島風お好み焼をほうばっているかもしれない。

 しかしどうしてもワインが飲みたくなるときがある。そんなときは迷わずにここ、中新地通りにあるリュミエールに足を運ぶといい。コストパフォーマンスに優れたワインが豊富に揃い、鉄板焼も食べられる。海の幸、山の幸、さまざまな部位のお肉やチーズもあってどれにしようか頭を悩める。

ドライフルーツは疲れた胃袋にも優しい。 タマールリッジのカベルネと南仏のマンスノーブル。

 ワインは南仏を中心に、低価格ながら魅力的なものが豊富。知られざる銘酒に出会う確立も高い。自分の好きなワインをずっと追いかけるのもいいし、あれこれ試して幅広いワインの世界を泳ぐのもおもしろい。

照り具合が食欲をそそる。
 最初に出されるお通しも様々。ミックスナッツだったりするときもあれば、干したフルーツの場合もある。つまみながら、「今日は何を飲もうか、食べようか」などと考えを巡らせる時間が、実は楽しいのかもしれない。どれもみな、立派な前座役を務めている。

 この日は二軒目だったので、料理はメインを一品だけ。豚トロを焼いてもらった。野菜も散らしてあって一層お肉のジューシーさが引き立つ。濃い目の赤ワインの渋みと、豚トロの脂身が堅い握手を交わし、口中ではみんなに祝福された、得も言われぬマリアージュが繰り広げられている。

夏にはロゼワインがいい。 豚肉の旨みがぎっしり。

 ステンレスのカウンターがとてもクールな店内は、雰囲気も抜群。そんな気分をより効果的に楽しむには、淡いピンクのロゼワインがいい。造り手は失念したが、南仏の太陽をいっぱいに浴びたブドウで作られたロゼワインは、しっかりとした飲み応えがある本格派。見せ掛けだけではない、質実剛健の酒なのだ。

広く清潔なカウンター。
 カウンター越しに店主と話をしたり、他のお客さんとの会話を楽しんだりと、ワインと鉄板焼を介してのコミュニケーションはとても円滑だ。難しいことは言わず、目と鼻と口を使って、目の前のおいしいものを食べる幸せをじっくりと噛み締める。自然と笑顔がこぼれてきて、また明日への活力になるのだ。

 快活な笑い声が絶えない店主の人柄と、厳選されたワインと、素材の確かな鉄板焼料理。これらが三位一体となって提供される空間には、武者震いを覚えるほど楽しい気持ちになれる。こういうお店がある限り、広島の夜も安泰といえるのではないだろうか。


お店データ: 
ワインバー リュミエール (広島・薬研堀)
住所 広島市中区薬研堀3-16伊藤ビル1F
Tel 082-246-7690
営業時間 : 18:00-4:00
定休日 : なし
中新地通り、三越裏から徒歩5分 



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