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Enoteca Gubbio
イタリア料理 エノテカ・グッビオ(流川)
                                            05/8/9
 
照るつけるような見事な赤色。 豆の香りが食欲をそそる。

 流川通りを南に歩き、カラオケビリー・ザ・キッドのところを左へ。まだ酒も入っていないのにこの界隈を歩いていること自体が、ちょっと珍しい。

 そのまま真っ直ぐ進んで、左手にある雑居ビルへ。小さなエレベーターに乗って3Fで下りると、スナックのような重い扉が眼前に現れる。ここが目指すイタリア料理店「エノテカ・グッビオ」の表玄関だ。

 扉を開けると、半円形のカウンターの向こうで、優しい顔をした初老のマスターが嬉しそうに微笑んでいる。席についてビールで乾杯する間に、さっそくコース料理が運ばれてきた。3500円のおまかせコース、前菜は赤ピーマンのマリネ、ツナと豆のサラダ、ハムの燻製、サラミ。塩とオリーブオイルでマリネしたあと、低温のオーブンでじっくりと加熱する赤ピーマンからは、瑞々しく凝縮された甘みが滲み出る。

 豆のパスタはややボソッとした食感だが、レンズ豆の旨みにほんのりとトマトソースが絡んでいて、ワインのアテにはちょうどいい。

中はホックリ柔らかい。 溌剌とした果実味が楽しめる。
25年の時を経た円熟の味わい。 様々なチーズが折り重なるように盛られている。

 魚料理はスズキのベルモットソース。身は柔らかくホックリと箸で崩れるほどで、ちょっぴり甘いソースが全体を優しく包み込む。ワインはシチリアの白、ヴィラ・トニーノのインツォリアを。キリッとミネラルの効いた味わいに、のども喜ぶ。

 チーズの盛り合わせは、ヨーロッパ中からフレッシュチーズが集められており品揃え豊富。定番のパルミジャーノやコンテに加えてトリュフ入りのクルティンなど珍しいものも揃う。キャラメルのような風味のノルウェー産ゴートチーズに、ネッビオーロの絞りかすに漬けたブルー・デル・レ・バローロなど初めてお目にかかるものだ。

脂身の少ない鴨肉を厚めにスライス。ピリッとスパイシーなおいしさ。

 メイン料理には小鴨のステーキを。ブラックペッパー、オリーブオイル、塩、赤ワインというシンプルな味付けだが、それだけに鴨の濃厚な旨みがストレートに伝わってくる。トスカーナの赤ワイン「レ・ボルテ」を合わせて、夢見心地。

 最後はチーズをつまみながら、秘蔵の古酒「サントリー登美の丘カベルネ・ソービニヨン1980」を。深遠な香りを放ちながら、わずかな酸味を帯びて、健気にのどを通り過ぎていく。あくまで控えめで、穏やかで、優しい味わい。

 ワインリストも見させていただいたが、バローロとバルバレスコだけでも生産者別にズラリと並んでおり、凄まじいコレクションだ。もちろんイタリア全土をカバーしているし、その他にも面白そうなワインがゴロゴロ転がっているに違いない。

 内装は決して華やかではなく、センスがいい方でもない。ただそこには旨い料理と、たくさんのワインがあるというだけ。気さくに話しかけてくれる店主も、独特の雰囲気を醸しだしている。こういうお店を知ってると、夜の街に出かけるのが楽しくなりそうだ。


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<イタリア料理・イタリアワイン>

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お店データ : Enoteca Gubbio
イタリア料理 エノテカ・グッビオ (流川)
参考サイト : 快食案内サーチ
         楽天トラベル
住所 : 広島市中区流川町5-12 八番街ビル3F
Tel : 082-541-0578
営業時間 : 18:00 - 24:00
定休日 : 不定休
ヒロデン市内電車「八丁堀」駅から徒歩8分 




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