| ハイネケンの黒。ハイネケンはよく見るが黒はあまり見かけない。 |
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広島市内からは車で数十分。アストラムラインでは、終点駅近くという郊外に位置するこのお店。外観は、アメリカンな看板がちりばめられ、遊び心いっぱい。ついに沼田にもこんなお店ができたのか、と正直驚いたものだ。そして同時に、こういった外観のお店って、外面だけでどうせお酒や料理は適当にやってんだろうな・・。と高をくくっていた。これは後に大きく覆されることになる。
初めて入ったのはいつだったろうか。きっと繁華街で飲んだ後、酔った勢いで扉を開けたのかも知れない。「どれどれ。ちょっと見てやるか」くらいの気持ちだった。が、席についてメニューを開いた瞬間、それまでの酔いが一瞬にして覚めてしまった!
ブラヴォー!(ロバート・パーカーではないが)心の中でこう叫んだ。ビールだけでもすごい数だ。国産は大手を一通り揃え、生はミラーズ。そして輸入ビールはイギリス・ベルギー・ドイツを中心にトラピストやら、ダーク・エール、アメリカのマイクロブルワリーやアジアの主要ビールまで、抜かりない。カクテルもスタンダードから創作系までそろえてあって、ワインも質実剛健。ジェイコブスクリークの泡なってのがあったので、思わずボトルで注文した。
| 鶏ナンコツのから揚げ。香辛料もふんだんについてこのボリューム。 |
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料理もなかなか。洗練されてはいないが、ボリュームがあり、つまみにほどよい。まあだいたい、食事をするところでもないし。お酒がメインということだろう。ソーセージ盛り合わせなどは、圧巻だ。熱々の鉄板にジュージューと肉汁が弾けながら、山盛りで運ばれてくる。私の好きな鶏ナンコツも、合格点。やや油っぽさが気になるが、個性的な濃いビールにはこれくらいが良く合うのかもしれない。
| 内装も遊び心があって、充実している。本当に時を忘れることができる空間だ。 |
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山と盛られた料理を前に、酒もどんどん進む。ビールで世界旅行を経験したあとは、柄にもなくカクテルを卓上に並べてみた。レミーレッドの赤が華やかに煌く。ギムレットの淡い白色に、オーロラの幻想を思い浮かべる。スパークリングワインの、細かく立ち上る泡を見ると、また明日からの向上心が沸いてくるのだ。何を飲んでもいい。何を食べてもいい。どう過ごそうがあなたの自由。現実社会というフレームから抜け出して、プライドという名の鋭い牙を、鞘に収めてみてはいかがだろうか。
お店データ:
Double Over ダブルオーバー
参考サイト:街なびネット
広島市安佐南区沼田町大塚
アストラムライン大塚駅より徒歩5分。
西風新都入り口の、中古車屋さんのとなり。
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