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広島エアポートホテル
ACERO アチェロ
                                            04/5/4
 
 
きれいな盛り付けで見た目にも楽しませてくれる。

 広島の空の玄関、本郷町にある広島空港。ドル箱路線の羽田行きを中心に韓国・東南アジア方面にも就航便がある大型の空港だ。
 ここで時々食事をしたこともあるが、今日は余裕があったので近くのホテルに向かった。レストラン・アチェロはフレンチ、イタリアンの融合した洋食レストラン。季節のお薦めである「特別な雑穀のコース」をいただくことにした。雑穀米を洋食に取り入れるという斬新な発想がおもしろい。脂っこい調理法を避けているので、それだけに素材の確かさが問われるところ。期待に胸を膨らませながら紙ナプキンをひざに置いた。

 1品目は「10種類の雑穀米とアボガド、いくらのカレー風味」だ。雑穀米のブレンドはアボガドの下に盛られていて色鮮やか。カレーはそんなに感じなかったが、イクラの塩気とアボガドがうまく溶け合っていた。
 
 
一口に豆といっても様々な表情を見せてくれる。 広島和牛は柔らかく旨みがたっぷり。
 2品目は「大吟醸大麦のリゾットとホタテ貝柱のグリエミルクカプチーノ仕立て」。大吟醸というのは、それだけ磨いた大麦、ということか。様々な豆類と芳ばしいホタテ貝柱がミルクカプチーノによってまろやかに合わさる。大地を感じる味わいだ。

 3品目がメイン料理で「薄切り広島牛のステーキとあわ、ひえ、きびのチーズせんべい添え」。昨日も焼肉だったとはいえスルリと食べられる柔らかさだ。ソースもマディラが薄っすら、あとは肉汁と果物だろうか。せんべいが美味しかった。パリッとしか触感でチーズ風味が独特。肉と野菜と合わせて食べると複雑な風味が広がる。

甘さは控えめ。全体的に易しい味わい。
 4品目はデザート。これまでで結構お腹いっぱいになっていたのだが、甘い香りにはやはり誘われる。運ばれてきたのは「レース状に焼いた雑穀米のクリスティヤンとアーモンドとメレンゲの焼き菓子」。そこにヴァニラアイスクリームとイチゴ、クリーム、チョコレートソースなどが絡んでいる。
 見た目にも涼しげでパリパリとしたクリスティヤンが芳ばしくアイスクリームのよい受け皿となる。ここまで書いて、料理のレベルは相当だ。田舎の空港のホテル、とあなどることはできない。しかしだ、サービスは場末の定食屋レベル。いや、それ以下だったかもしれないほど、滑稽だった。

たまたま失策が重なっただけかも知れないが、プロの世界は一期一会だ。第一印象がよくなければ二度と来てはもらえないだろう。研修生はOJTで育てる、という発想は分かるが、これではまるで歯科医に外科のオペをさせてるようなもの。料理がよかっただけに、惜しいところである。


お店データ: 
広島エアポートホテル ACERO (アチェロ)
広島県本郷町善入寺64−25
Tel 0848-60-8111

広島空港から徒歩5分 



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