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戦艦・陸奥の砲身やスクリューを眺めながらガラス張りの正面玄関へ。券売機で入場券を買い右手に進むと、早くも大和1/10模型がその全貌を現した。息をのむ迫力はまさに超ド級。ただその場に立ちつくし、技術の美しさ、構造の細かさに見とれていた。 男子たるもの夢にまで憧れた戦艦・大和が、スケールは違えどすぐそこにある。居並ぶ46糎砲はどこを見据えているのか。戦艦でありながら航空機を打ち落とすために急造された、ハリネズミのような対空砲火を見て、設計技術者は何を思うのか。そして大和が沈み、戦後日本の復興を経た、21世紀を生きる我々はそこから何を学ぶべきか。
大和と運命を共にした方々の遺書を読む。故郷を思う気持ち、親を思う気持ち、子を思う気持ち。戦場で死ぬことは軍人の本懐と心得つつも、日本の未来を案じ、思いの丈をぶつけた書簡の数々。ただその場に立ちつくし、そっとハンカチに手をやった。 平和な海は、誰のためにあるのか。そしてまた、誰のおかげで平和な海があるのか。そんな問いに対する答えなど一生見つからないだろう。しかし、一生かけて考え続けることが平和への大きな力になると信じ、大和ミュージアムを後にした。 参考サイト: 呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム) へりくつブログ「呉・大和ミュージアムへ」
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