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| トップページ左側のネコの写真、知らない人が見るととても不思議に思うだろう。このサイトと何の関係があるのか、と訝しがるに違いない。じつはこのネコ、私の少年時代からずっと一緒に暮らしてきた、我が家の飼い猫ムメさんだ。 記憶をたどると、確か1986年ごろだろうか。当時私は小学校5年生だったが、学校付近で飼い主のいない子ネコが2匹見つかり、どういうわけか家で引き取ることになった。まだ生まれたばかりの、1歳か2歳だろう。決して可愛らしい顔つきではなかったが、放っておけない気がした。 ワンパクなネコだった。常に獲物を狙う目つきをしていて、決して人間には媚びなかった。高齢になって体が思うように動かなくなり、きっと本人が、一番口惜しい思いだったことだろう。野山を駆け巡り蛇や鼠を捕まえてきては、誇らしげに僕達の前に差し出してくれた。 2003年になってから、急に体調が悪化した。栄養面で問題があったのかもしれないが、もう20年近く生きている。体のあちこちに、無理が来ていてもおかしくない。その年の夏には、いよいよ余命幾ばくも、という抜き差しならない状態になった。間が悪いことに、私は8月から10月まで日本を離れることに。ネコとはいえ長い間ともに暮らしてきた家族だ。気が気ではなかった。 10月に家に帰ってきた時、無事再会することができた。もっとも向こうはそんな意識もないのかも知れない。とてもか細く、やつれていた。背中をなでてみても反応がない。もはや自力で歩くのにも苦労していた。 10月の終わりに、私は広島を離れ東京で暮らし始めた。そして11月3日、ムメが息を引き取ったという知らせを聞いた。いよいよか、という感じだった。ただ、私が帰国できて広島にいた間、会えてよかった。奇跡というものはあまり信じないが、この時ばかりは神がかっていたとしか思えない。もちろん別れは悲しいが、思い出は一生残る。それも写真になって、このウェブサイト上に。このサイトが存在する限り、忘れられることはない。永遠に・・・。
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