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2004/9/21〜9/26 いよいよペナントレースも佳境を迎えた。ストによるゴタゴタはあったものの、中日はマジックも点灯し優勝へ向けて秒読み段階。広島は結局意地らしい意地を見せられないまま、ずるずると借金は20を数えた。 阪神戦で黒田が久々の勝利。この時期で6勝8敗と信じられない成績だ。同じく信じられない成績を残した昨年の4番・新井もここにきて、ようやくバットが振れてきた。
外国人のベイルが唯一の二桁勝利投手になるのだろうか、なんとも情けなくお粗末な話だ。8勝の河内にも期待がかかるが、今さらという感もある。個人的には小山田の活躍が嬉しかった。一度ストッパーで成功しながらもその後挫折を味わい、今度は先発でも中継ぎでも、チャンスを与えられたらガムシャラに頑張り結果を出す。なんともカラッとした、プロの姿を見た思いだ。 しかし、ヤクルトとの接戦に勝てない。中継ぎ、ストッパーの差が如実に表れたと言っていいだろう。今や球界屈指のストッパー、五十嵐亮太。攻略したこともあったが、確率的にはほとんどやられている。 しかしこの時期、何よりも話題を振りまいているのは背番号55・赤ゴジラこと嶋重宣をおいてほかにない。チームがこんな状況にありながらもずっと集中力を切らさず、結果を出し続けてきた。野球のできる喜びを思う存分バットで表現しているのかもしれない。200本安打まで残り12試合であと19本。決して楽な数字ではないが、無理な数字でもない。もちろん首位打者も射程圏内だ。タイトル争いの常連ではない嶋だけに、気負いが無いと言えばうそになるだろう。むしろそのプレッシャーを貴重な経験ととらえ、楽しむぐらいであって欲しい。どっちに転ぶにせよこれからの2週間は、嶋を一回りも二回りも大きく成長させるに違いない。そんな怪物・嶋がいずれはチームを、いや日本プロ野球界を引っ張ることを夢見て、残り全打席を見つめて行きたい。 2004/9/13〜9/20 9月も中盤に入り、最下位を走る広島カープとしてはとっくに秋風が吹いている状況なのだが、球界再編問題が抜き差しならない状況を迎えているため、ファンの関心は高い。 特に9月18(土)、19(日)は史上初のストが決行され、首相もコメントをするなどもはや大きな国民的関心事になったと言えよう。たかがプロ野球、されどプロ野球。試合のない週末を迎えて、多くのファンがその寂しさに気付いたことだろう。
話を広島カープに戻すと、チーム状態は最悪だ。首位中日に3タテを喰らったあたりから歯車が狂い始め、泥沼の6連敗。雨天中止やストを挟んでいるので実感がわかないかもしれないが、10日間以上勝利から見放されている。 巨人に8−0で負けた試合などは、悲惨としかいいようがなかった。アテネを経てますます磨きのかかったエース・上原の前に打線は沈黙。一方、前半戦は結果的にエースとして活躍し、結果を残してきたベイルが序盤から打ち込まれてしまい、ゲームを壊してしまう。嶋とラロッカだけが気を吐いても、打線はなかなか繋がらない。 そしてストから明けた横浜戦。レッドストームプロジェクトもあり、レフトスタンドは試合を待ちわびた多くの赤ヘルファンで埋まった。もちろんライトには青く染まったベイスターズファンが陣取っており、野球日和な好天の下素晴らしいゲームが期待された。しかし河内・長谷川と背信のピッチングで序盤で11失点。一時は5−5と追いついた打線だが、記録のかかる嶋も無安打に終わってしまい消化不良な感があった。特に心配なのは後半戦デビューしブレイクした尾形佳紀だが、このところ結果が出ていない。技術的なことは評論家に任せるが、結果が出ないと出場させてもらえないのがプロの世界。ここを何とか乗り越えて、一回り大きな選手に成長してもらいたい。頑張れ、ヨシノリ! 2004/9/6〜9/12 いよいよ9月。プロ野球は球界再編問題なども佳境を迎え、「スト止む無し」といったきな臭い情勢になってきた。さすがに、牧歌的に広島カープだけ応援しているわけにもいかず、今後の日本プロ野球のあり方を考えずにはいられない。やはり地域密着というキーワードは−身内びいきな考え方かもしれないが−重要なテーマになると思う。これからはますます、地方の時代となるだろう。
横浜とは5分の戦い。打っては嶋が大活躍で、日本人選手30本以上の仲間入りも果たした。さらにシーズン通しての首位打者、最多安打、200本安打などの記録への挑戦権も保持しており、モチベーションは高い。 前節では接戦をものにして勝ち越した中日戦だが、まさかの三連敗。広島市民球場とナゴヤドームの箱の差が出たのかもしれない。打球が上がっても、広い名古屋ドームではスタンドまでなかなか届かない。また転がせば中日の堅実な守備に阻まれてしまう。ピッチャーの調子もよく、優勝を狙う実力のあるチームとそうでないチームの差を、僅差のゲームながらまざまざと見せ付けられた格好だ。 あとはもう嶋とラロッカの個人記録と、来季へ向けた若手の飛躍へと興味は移った。また14日には山本監督が来季も続投というニュースが飛び込んできた。監督としての力量には批判も多いが、じゃあ彼が監督でなかったら優勝できたか?といえばそんな保証はどこにもない。結局はタラレバの世界で、評論家気取りの野球ファンは言いたい放題だ。現状からの飛躍は並大抵のことではないだろうが、じっくりと見守り、応援していきたいと思う。 2004/8/30〜9/5 この一週間は気分良く過ごせた。2カード連続の勝ち越しを決め、焼け石に水かもしれないが借金を2つ返済できた。また6試合中4試合が1点差と、僅差でのゲーム展開が試合に緊迫感を与えた。打ち勝つ圧勝もいいが、ハラハラドキドキしながら一点の重みを噛み締める試合こそ、勝ったときの喜びはひとしおだ。この6試合で見せてくれたもの。来期に向けて血となり肉となるはずだ。
ヤクルト3連戦は壮絶な戦いだった。まず初戦は中盤まで7−1と大量リード、楽勝ムードが漂っていた。しかしラミレスの満塁弾で同点にされると、最終回も3点を勝ち越しながら2点を返され、最後は一打サヨナラの場面まで追い込まれる。心臓によくない試合展開だった。続く2戦目も昨日のリプレイを見ているよう。打っては打たれ、打たれては打つという展開で最後はサヨナラ負けに屈した。翻って第3戦は引き締まった投手戦で、3−2とベイルー大竹のリレーで勝利。特に大竹は連日打ち込まれていただけに、自信を取り戻すきっかけにしたいところ。 続く中日戦でも地に足の着いたゲームを見せてくれた。天敵ドミンゴには手も足も出ず完封されてしまったが第2戦、3戦では嶋・ラロッカ・新井ら打撃陣の活躍もあり中日に打ち勝った。とくに記録のかかる嶋、ラロッカのモチベーションは高い。1年間コンスタントに好調を維持してきた功績は計り知れず、来季の広島カープにも欠かせない存在となっている。 第3戦は劇的な逆転サヨナラで締めくくった。来日初のサヨナラ安打を放ったラロッカはファンの心情をよく理解しているのか「来季に向かって頑張る!」と力強く宣言してくれた。「外国人選手にあまり活躍されると年俸が高騰し、貧乏球団・広島カープは繋ぎとめられないのでは?」というファンのやきもきした気持ちを取り払ってくれる、心強い言葉だ。ありがとうラロッカ。来季ももちろん、これからもずっと「広島カープのラロッカ」として頑張って欲しい。Let’s go LaRocca!! |
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