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2004/7/19〜7/25 待ちに待った後半戦が始まったが、状況はあまり変わっていないようだ。ヒットを重ねれば重ねるほど築かれる残塁の山。出てくる投手がことごとく打ち込まれ、きわどいプレーではポロリとミスが出る。結果こそがすべてのプロ野球の世界、負けるのは弱いからだ、と言ってしまえば簡単だが、どうにもやるせなさが残る。個人的に鱈とレバーは大好物なのだが、野球の世界では禁物のようだ・・。
後半戦はロードでのスタート。体調管理などいろいろ不利な面が多いと言われるがはたして本当にそうだろうか。一流のホテルに泊まり、トレーナーも帯同。トレーニングジムなど広島よりも設備が整っている場合もある。移動が大変、だなんて。のんびりグリーン車に座ってるだけだ。昭和30年代、切符も買えなかった時代に比べればはるかに高待遇だろう。 この6連戦、同じような試合展開だった。まず緒戦はあっさりと大敗、2戦目は決定打が出ず惨敗。3戦目になんとか打ち勝つ、という戦いだ。典型的な大味の、弱いチームと言わざるを得ない。昔、強いカープはこうじゃなかった。相手のミスに乗じて小刻みに点を加え、投手を含めて守り抜き、接戦をものにしてきたはず。 打高投低などとプロ野球のトレンドが変わってきたとはいえ、今年の中日を見ていると実に溌剌としている。赤ヘル黄金の80年代、投手力を武器にしてきた広島カープ。当時は「もって打てる選手がいれば」とないものねだりをし、90年代の前田、江藤、金本らスラッガーの出現に狂喜乱舞したものだ。しかしその90年代は大きく低迷。広島で育った選手は、金満球団へと巣立っていく。 しかし。今さらチームカラーがどうのこうの言っても始まらない。すぐには変わらないかもしれないが、下では有望な若手が歯を食いしばって頑張っていることだろう。将来のカープを背負ってたつべき若ゴイの奮闘を、この目に焼き付けたいと思う。 2004/7/12〜7/18 オールスター休みが明けて後半戦がスタートした。この間、球界は合併問題などで揺れに揺れた。飛び交う情報に振り回されそうなところだが、一プロ野球ファンとしてはとにかく、プロのプレーをじっくりと見てみたい。もちろん、いろいろ考えることはある。声も出していきたい。でもやっぱり、純粋に野球を見たいのだ。ベースボールという、戦いを。 打順を組み替えて臨んだ後半戦、まさかの二連敗スタート。いばらの道は続く。
打線は組み替えられた。好調のラロッカを4番に据えて嶋、前田で挟むというクリーンナップは破壊力抜群だ。しかし、打線のつながりというものは、そう簡単には生まれない。チーム全体の流れなのか、どうしてもチャンスにあと一本が出ない。出たとしても野手の正面をつく。横浜との第1戦は満塁のチャンスを二度もつぶした。先制されて、中押し、駄目押し、最後は佐々木というふうに、形どおりにやられてしまった。 続く第2戦。レッドストームプロジェクトの発動もあってレフトスタンドは興奮の坩堝に巻き込まれていた。広島カープファンの熱き思いが、夏の暑さにも増して具現化されたわけだ。気持ちが高揚しないほうがどうかしている。 しかし、ベテラン高橋は背信のマウンド。山本監督は石原のリードにも言及していた。北別府コーチがいうには下半身のタメが出来ていないため、球の出所が見やすい、とのことだ。とにかく、面白いように打球が孤を描いてスタンドに吸い込まれていく。それもほとんどが青く染まったライトスタンドへ。 第3戦。なんとか粘り、踏みとどまった。苦しい。15泊の長期ロードしょっぱなからこの戦いぶりだ。先発投手陣のコマ不足は否めない。いつも精神論を持ち出してしまい恐縮だが、それでもやはり精神力を信じるしかない。今日は神宮、頼んだぞ。頑張れ、広島カープ! 2004/7/5〜7/11 前半戦最後のカードは、阪神タイガース3連戦。緒戦は実質的に阪神ファンが多い倉敷で、残り2戦が広島市民球場で行われた。 緒戦をベテラン・高橋建で落としてしまい、借金は最大の5。もはや万事休すかと思われた。しかし、今季何度も見てきたが、ここからの粘りがすごい。悲壮感すら漂うが、見ている者を熱くさせる何かがあるのだ。
第2戦は12−3と快勝。打っては76年生まれの同級生3人(新井は77年の早生まれ)嶋・新井・森笠が合わせて7安打。まだまだ実績は遠く及ばないが野村・緒方・前田らの後を担う世代として注目せずにはいられない。先週の巨人戦でのアーチの饗宴も記憶に新しいところ。 それにしてもベイルは頼りになる。主力の投手が次々と故障で離脱するなかしっかりと結果を残してくれている。ヒーローインタビューでは「カープファンガ、イチバンジャケーネ」。という名言を残してくれた。「次は違う言葉を用意するよ。リハーサルしなきゃ」。口元も軽く頼もしい限りだ。 そして前半戦最後は好ゲームが繰り広げられた。今年一番、緊張感が漲った試合ではないだろうか。特に8回表、金本を本塁で刺したプレーはすごかった。この際、金本が元広島だ、ということはどうでもいい。ただ「負けないぞ」という強い気持ちがチームの全員にあった。それが如実に表れたプレーだった。緒方はこう結ぶ。「まだまだあきらめるようなゲーム差じゃないんで、応援よろしくお願いします」。広島カープ反撃の狼煙があがった。ここから先は、広島カープファンの力が欠かせない。 2004/6/28〜7/4 今年は本当に、オレ竜・中日にキリキリ舞いだ。いやチームの相性とかいうよりも、首位にいる中日がやはり強い、ということなのだろうか。しかしそれにしても、4勝10敗なんて、ちょっと負けすぎだ。ここ何年かは特に中日に苦手意識などなかったはずだが。記憶に新しいところでは星野政権だったころに彦野、仁村、大豊などによく打たれていたのを覚えている。
そして、前半戦の大きな山場と目されていた、広島市民球場に読売ジャイアンツを迎えての3連戦。テレビで全国中継だし、ベンチ、選手ともに期するものがあったはず。しかしラロッカ、前田を欠くオーダーで臨むことになってしまった。第一線の先発は佐々岡。見ているほうも辛く、悲しい先発。まるで敗戦濃厚な戦前日本のような、闇雲な戦力投入だ。 中継ぎのエースかと思えばクローザーに指名されたり。また中継ぎに戻ったかと思えば、今度は先発。いくら頼りがいのあるベテランとはいえ、これはあまりにも酷だ。 それでもなんとかチーム一丸となって1勝1敗で迎えた日曜日の第三戦。巨人先発はなんと広島・広陵出身の西村健太郎投手。凛々しい面構えは甲子園の時より一段と、精悍さを増していた。そんな西村をもう一歩攻略しきれず、結局中継ぎ投手陣が打ち込まれての敗戦。なんとも痛い負け越しとなった。 もちろん、敗戦の責任は指揮官である山本浩二監督が負っている。采配面での様々な批判もあるようだ。特に左対左にこだわった、という菊地原投入の場面など、ファンの溜息も分からないでもない。しかし、現場を預る監督だ、やはり高度な現場での判断があったに違いない。そしてそれを保身のためにいちいち弁明しない山本浩二監督を、私はただひたすらに、応援していきたい。得てして、現役時代活躍した選手は監督としては批判の対象にさらされるものだ。結果論に基ずく無責任な外野の野次に怯むことなく、これからもじっくりと広島カープを見つめていきたい。 |
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