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広島2−9中日
若ゴイ観戦記〜広島市民球場〜
                                                2004/8/26

 8月も後半に入り、まだまだ日差しが強い広島。一方でプロ野球・セントラルリーグは佳境に入り、わが広島カープは最下位に甘んじている。投手が弱い、采配が悪い、守備がダメ、などと様々な要因はあると思うが、それでも明日も、来年も、ずっと広島カープを応援していく気持ちに変わりはない。

 それならば「将来を背負って立つ若ゴイの頑張りを見よう」と思いウェスタンリーグの観戦に行った。もちろん一軍にも活きのいい若手はたくさんいる。しかし関東にいてはまず目にすることがない2軍の選手を間近で見ておきたかった。走・攻・守・三拍子揃う成長著しい末永、将来のキャプテン候補と目される、カープにしては珍しい早稲田出身の比嘉、大砲候補の我らが崇徳出身の松本(奉)など、枚挙に暇がない。暑い真夏日、太陽が照りつけるもとで午前11時にゲームが開始された。




 1番はレフト廣瀬。相変わらずのもみあげは貫禄十分だ。上手く呼び込んでボールを弾き返し、いい当たりのヒットを放っていた。2番はマッハ・福地。初回の連係プレーで失策があったものの、好プレーも見せた。バッティングが課題だろう。3番ライト朝山。打撃センス、読みはよく、追い込まれながらも逆らわないバッティングはお見事。そして4番はマッチー、こと町田。一番声援も多かった。本人も決して腐ることなく精一杯のプレーをみせていたが、真っ直ぐに差し込まれて変化球に泳ぐその姿は、往年のもの。5番サード松本(奉)。チャンスにことごとく凡退しながらも、最後は意地のソロアーチ。ファームで17本と打ちまくっているが、上で実力を発揮してほしいところ。




 6番キャッチャー木村は、打撃は素晴らしい。あわや、という当たりをいくつか外野へ飛ばしていた。あとはリード面でどれだけ投手陣の信頼を得られるか、だろう。7番センター末永は綺麗な打撃フォームでシュアなバッティングを見せていた。牽制死が一つあったが、天谷とともに積極的に走る野球を身につけて欲しい。8番甲斐は元気のいいプレーが目立った。まだ線の細さは否めないがよく声が出ていたし、守備のセンスはよさそう。やはり打撃が課題となる。

 投手陣では先発の仁部は立ち上がり制球難に苦しみ、守備の乱れもあって5回6失点と振るわなかった。リリーフの国木も一発を浴びるなど、もう一つの出来。一方中日のサウスポー平松はランナーを出しながらも要所を締めるピッチングで、高い集中力を維持していた。余談だが中日の1塁コーチが音重鎮、3塁コーチが山田和利という、レンタル移籍で広島で活躍した選手だったのが面白かった。




 上の写真は6回裏、松本がレフトへホームランを放った瞬間。右足にも体重が残り、腰の回転でしっかり打った綺麗なフォームだ。これをどれだけの確率で試合で出せるか、プロで活躍するためにはそれが問われるのだろう。

 結果がすべての実力社会。華々しい活躍を遂げるスター選手の裏には、志半ばにして夢を諦めざるを得ない、たくさんの野球選手がいることにあらためて気付かされる。新井、栗原、嶋、尾形らに続けとばかりに、今日も若ゴイたちは歯を食いしばり、土にまみれて白球を追う。その姿もまた、プロ野球だ。

広島市民球場



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