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3度目の正直とは、よく言ったものだ。今シーズン公式戦の観戦は3度目。これまでは惜敗、惨敗と辛酸を舐めていた。 今日こそは、の信念を持って東京駅から京葉線への長い通路を歩く。心の中ではコンバットマーチが鳴り響いていた。そしてもちろん、宮島さんの神主も反芻していた。 海浜幕張より徒歩で向かう。ここに来たのは3回目だが、なんとも異質な空間だ。未来都市というか、非常にモダンな印象。また途中、古田選手や前田選手とすれ違う。球団財政も苦しいのだろう。選手も徒歩で球場に向かっていた。そして新井選手はなぜか痩せていた。(注:もちろんフィクションです)
今日もレフトスタンドは真っ赤に揺れる。千葉マリンは初めて来たがきれいな球場だ。神宮を二周り広くしたような印象。また風が強いと思っていたが、それは上空だけ。観客席は空気が滞留し非常に蒸し暑い。西日も差し込んで思いっきり日焼けしてしまった。 先発は河内と石堂。そう、ちょうど一週間前の圧勝時と同じだ。初回いきなり嶋・ラロッカの連打でチャンスを作る。前田がきっちりと犠飛を打ち上げ先制。河内はボールの切れはまずまずで要所を締めるピッチング。ただ中盤からボール球が先行し、四球を出してはピンチを招くという悪循環に陥った。見かねた山本監督は5回で交代させるという思い切った采配。結果的にはこれが吉と出た。
1点取れば1点取られる、というなんとも緊迫した試合展開で6回まで進み、4−3と辛うじて広島がリード。7回表、ジェット風船が解き放たれたその直後打線が爆発する。特に石原からシーツまでの6連打は凄まじかった。プロの集中力とはこういうものなのだろう。汗をかきながらも鳥肌が立った瞬間だ。 中でも嶋はすごかった。まるでボールがバットに吸い寄せられるかのようだ。バットを振れば野手のいないところに飛んでいく。なんと5打数5安打。最終回には惜しくも打席が回らなかったが、実は前回横浜で観戦したときは5打数4安打だっただけにうれしかった。
強い逆風だったマリンスタジアム。3本ほどホームランを損してしまった。前田、栗原、緒方の3人だ。あとはリリーフピッチャーがよかった。玉木が戻ってきたし、天野も絶好調。澤崎もまずまず。またバントをきっちりと成功させていたのは素晴らしい。ついでに言及すると、犠牲フライあり、走塁死も二つあり、相手のエラーはゼロということで広島カープのチーム打率は急上昇だろう。個人記録的に文句のない結果だった。
やっと勝てた。勝利に沸く広島カープを見ることができた。打線が爆発、投手陣も踏ん張ってのチーム一丸の勝利にしばし酔う。この勢いにのって、もっともっといい試合を見せて欲しい。頼んだぞ、広島カープ! |
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