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凄惨、横浜スタジアム
                                            04/4/24
 
風はホームからレフト方向。乱打戦の予感。

 神宮で負けた悔しさを晴らすべく、東横線・みなとみらい線を乗り継いで横浜スタジアムまでやってきた。中華街でお昼を食べてのデーゲーム。今日こそは、との思いで3塁側内野自由席に陣取った。
 先発は河内。どことなくサッカーの平山にも似た朴訥な男だ。背番号24を背負い、今年こそは一本立ち、という意気込みが伝わってくる。先発ラインナップはいつもどおりだが今日は6番に安芸の大砲・新井貴浩が座った。がむしゃらなプレーを期待したいところだ。

左からT・ウッズ、レフト前田、安芸の大砲・新井
 初回からゲームは動く。1回の裏、種田のタイムリーと多村に2ランを浴びてしまう。心配される立ち上がりだ。しかし次の回には主砲・新井の一振りで一点を返し追撃ムードに。3回にもシーツのタイムリーなどヒットは続くが、あと一押しができず残塁の山を築く。いやな展開である。
 4回裏、ゲームは早くも決してしまった。ツーアウトランナーなし、河内も立ち直ったかに見えたその時から歯車が完全に決壊してしまう。相次ぐエラー、フライが上がれば野手の間にポトリ、転がせばこれもまた野手の間をコロリ。見るに耐えない、無差別攻撃が眼前で繰り広げられたのだ。しかも雨も降り始めるという、まさに踏んだり蹴ったりの展開。
今日も赤一色のレフトスタンド。 最終回、栗原も三振に倒れる。観客もまばら、傘を差しての観戦。
 およそ考え付かないほどの大敗を喫した。やり場の無い怒りをグッとこらえて雨に濡れるレンズを拭く。
 嶋の4安打がせめてもの慰めだろうか。また公式記録では河内の自責点は4であり、記録的には傷は浅い。12安打放った打線も、振れている。雨の中負け試合を見続けた私の頭は、触れていると言っていい。

 何がそう駆り立てるのだろうか。金を払ってまで苦痛に耐えるのは、なぜだろうか。それはただ、広島カープを愛して止まないからこそ、である。首脳陣の批判や評論家気取りで選手にイチャモンをつけるのは簡単だ。もちろんファンとして建設的な意見ならば、それも正しいのかもしれない。しかし、私はただ、広島カープの闘いをこの目に焼きつけ、その一挙手一投足に全霊を賭して、広島カープを感じていたい。ただただ、それだけである。

横浜スタジアム




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