●シャトー・メルシャン北信シャルドネ’01

平日に一人で飲むには随分贅沢だとは思いつつも、熟成具合が気になり開けてみた日本のワイン、シャトー・メルシャン北信シャルドネ01。数年前に酒屋で購入しセラーで寝かせていたものだが、5年以上経過した日本の白ワインの、フラッグシップともいえるワインがどのような熟成を遂げているのか楽しみなところ。
色調は濃い黄金色に、かすかに茶系の熟成感も。焼き栗の香ばしい香りに熟れたカリンや洋ナシ、時間とともにカラメル系の甘い香りが漂ってきた。
口に含むときれいな酸味と穏やかな苦味を最初に感じ、そのあと奥ゆかしい果実味がゆっくりと広がる。中盤少し抜けるような軽さがあり、終始ボリューム感とは無縁なやや細身な印象。
正直いうと熟成のピークは過ぎているのかもしれない。しかしそこはかとなく現れる、この熟成された白ワインの妙味がなんとも心地よく身体に響く。ブルゴーニュでもカリフォルニアでもなく、これが日本のワインということなのだろうか。