●金井醸造場のキャネー・ロゼ2006

フランスのヌーヴォーを一通り楽しんだあとは国産の新酒を。自然本来の力を生かす農法を実践する小さな作り手、金井醸造場のロゼワイン。“巨峰にマスカットベリーA、それとブラッククィーンをブレンドした軽めですっきりとしたスウィートワイン”という説明書きに、正直一抹の不安を覚えないわけでもない。観光客向けの甘口ワインが脳裏に浮かんだからだ。
しかしワインを口に含んだ瞬間、それは杞憂であることに気付かされる。多少フォクシーフレイバーが気になるもののあくまでピュアで清廉とした香り。味わいも最初甘みが広がるがサラッとしていて、苦味や酸味もバランスよく複雑な印象。身体に染み込むような感覚がなんとも心地よい。
山梨産ブドウにこだわり、葡萄栽培からワイン醸造・販売まで家族で取り組む金井醸造場のワイン。ほかにもいろいろ試してみたい。