2006年11月30日

●金井醸造場のキャネー・ロゼ2006

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フランスのヌーヴォーを一通り楽しんだあとは国産の新酒を。自然本来の力を生かす農法を実践する小さな作り手、金井醸造場のロゼワイン。“巨峰にマスカットベリーA、それとブラッククィーンをブレンドした軽めですっきりとしたスウィートワイン”という説明書きに、正直一抹の不安を覚えないわけでもない。観光客向けの甘口ワインが脳裏に浮かんだからだ。

しかしワインを口に含んだ瞬間、それは杞憂であることに気付かされる。多少フォクシーフレイバーが気になるもののあくまでピュアで清廉とした香り。味わいも最初甘みが広がるがサラッとしていて、苦味や酸味もバランスよく複雑な印象。身体に染み込むような感覚がなんとも心地よい。

山梨産ブドウにこだわり、葡萄栽培からワイン醸造・販売まで家族で取り組む金井醸造場のワイン。ほかにもいろいろ試してみたい。

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2006年11月28日

●カレー太麺@中華食堂あぢとみ吹塚店・比企郡

061125_1.jpg埼玉県北西部にある日帰り温泉「湯郷・白寿」へ行く際に「中華食堂あぢとみ」へ立ち寄った。ラーメンマニアからも一目置かれる埼玉県比企郡にあって、エリアを代表する有名店。

外観は何の変哲もない食堂風情。魚介風味が効いた基本の醤油ラーメンや塩ラーメンにも惹かれたが今回はカレー太麺を選択、丁寧な解説が書かれた差込メニューに期待も高まる。

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すり鉢状の器に入ったカレーの色はまさにゴマのような薄茶色で、クルトンと水菜(通常はカイワレ?)が浮かぶ上品な色合い。麺を持ち上げるとグイとした手応えがある太麺で表面はモチモチ、ふっくらとした噛み応えの優しい麺。

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カレーは牛乳によるなめらかなコクが楽しめるマイルドなもので、スパイシーというよりふくよかな印象。太麺にもしっかり絡んでくるがご飯との相性もよさそうだ。

こんなレベルのお店が普通に存在する埼玉県比企郡はさすがラーメンの里。今後も色々と探索していきたい。

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2006年11月23日

●酒場「山利喜」新館へ

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森下にある酒場・山利喜新館へ。煮込みややきとんを肴にこだわりの酒が楽しめるお店で、いろいろなメディアで紹介されるたびに生唾を飲まされていたがようやく入店にこぎつけた。なお雰囲気を味わうには大衆酒場「山利喜」本館がベストだが、料理や酒に関してはほぼ遜色ないとのこと。

061122_3.jpg1階はすべてカウンター席で厨房をぐるりと取り囲むようになっている。テーブルもガラスもピカピカでモダンな内装だが、自慢の煮込みは年季の入ったこげ茶色。青々しいネギがよく映える。

キリンラガー<生>で福井・鯖へしこに舌鼓を打ちつつ、ヒューガルデン・ホワイトでやきとんを。左から子袋・かしら・てっぽうの塩焼、脂感の詰まった濃厚な味わいだが西洋ワサビと一緒にいただくと抜群に旨かった。鼻腔をくすぐる上品な戻り香が曲者。

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つづいて熱々の煮込みが運ばれてきた。グツグツと音を立てて、まるで踊るようにモツたちが跳ねている。表面は油に覆われ、その下には旨みがにじみ出た濃厚な汁。ギアラを噛んだ瞬間、嬉しさに顔がゆがんだ。

ガーリックトーストを浸して食べると、とても大衆酒場とは思えない複雑な旨みが広がる。すがさずギネス・ドラフトを1パイント、優しい苦味が心地よくのどに触れた。他にワインや日本酒の品揃えも素晴らしく、次はじっくりと腰を据えて楽しみたい。

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2006年11月20日

●琥珀ヱビス

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今日の晩酌、まず最初はサッポロビールの琥珀ヱビスを。艶のあるワインレッドの缶体は売場でも映えており、ヱビスのブランドイメージと重なって期待は高まるばかり。

赤みを帯びた缶体はアンバー(琥珀)色のビールに呼応したもの。きらめくばかりの黄金色を湛えており、見ているだけで優雅な気持ちになれる。香りを拾うと豊かなモルト香に鉄っぽさが加わった複雑なニュアンス。

飲んでみると甘みと苦味が調和した、力みのないふくよかなビール。香りや味わいで個性を主張するモダンなビールに比べると拍子抜けするほど穏やかだが、杯を重ねるごとにその絶妙なバランス感覚に酔いしれる。無駄なく無理なく、スッと咽喉を駆け巡る円熟の美味しさ。

寒い冬にのんびりとビールを楽しみたいときに。冷蔵庫に常備しておきたいプレミアムビール。

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2006年11月19日

●ボージョレ・ヌーヴォー2006

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ほぼ日常的にワインを飲んでいるが、この時期は特別にボージョレ・ヌーヴォーがにぎわいを見せるのでそれはそれで楽しみにしている。さすがに大手のものは買わなくなったが自然派などこだわりの作り手がいろいろ紹介されており、ガメイのポテンシャルを知るよい機会ともいえる。

解禁日にはヴィヌメンティス(ヤン・ロエル)のボージョレ・ヴィラージュ・プリムール“ボジョ”を。きれいな果実味がまっすぐに広がる伸びやかな味わいで、瑞々しい余韻が心地よい。

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日曜日にはカリーム・ヴィオネのボージョレ・ヴィラージュ・プリムールを。濃度の高い百観音温泉で癒された後だけに、身体の隅々まで染み込むような美味しさ。

「去年はどうだ、今年はどうだ」などのヴィンテージの違いにはあまり興味はなく、むしろ生産者による違いを鮮明に感じた。まだマドーヌドメーヌ・ペール(ヤン・ロエル)アンセストラピュズラのヌーヴォーがあるので、少しずつじっくりと堪能していきたい。そう安い酒でもないので・・。

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2006年11月18日

●イタリア料理「fino(フィーノ)」@北与野

061118_1.jpg心地よい秋晴れのなか北与野駅の近くにあるイタリア料理店「fino」を訪れた。大きなガラス窓からは程よく陽が射し、白を基調とした店内をさらに明るくする。

メインに加えハーフパスタも食べられる週替りフィーノランチを注文。最初に前菜サラダが運ばれてきたが、生ハムやローストビーフも入ったしっかりサラダ。静岡県志田ファーム産の野菜も瑞々しい存在感がある。

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週替りパスタは白金豚(プラチナポーク)と長ねぎのビアンコスパゲッティー。豚肉を噛み締めるとトロリと甘くフワッと口中でとろけるよう。パスタは細くやや硬いもので、すすった後にはニンニクやネギの風味がさらりと漂う。

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メインにはひな鶏のカリカリマスタードパン粉焼きを。香ばしい外皮を破ると中から肉汁がジュワッと弾けて、甘酸っぱいトマトソースにもよく馴染む。色とりどりのソースは見た目にも楽しい。

最後はデザートで締め。ナッツの食感が楽しいガトーショコラにしっとり柔らかいカボチャのプリン・沖縄黒糖カラメル添え。これで1200円とはまさに郊外のベッドタウン価格だろう、清々しい余韻のままお店を後にした。夜にもぜひ利用してみたい。

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2006年11月17日

●広島お好み焼「ぶち旨屋」@西新宿

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8月に町屋の「ひな」に行って以来となる、広島風お好み焼のお店へ。新宿西口から少し歩いたところにある「ぶち旨屋」、まだ新しいお店だが“広島”を意識した内装にはどこか懐かしさを感じる。

061116_3.jpg生ビールはヱビス、冷奴とイカ焼きととんぺい焼きを肴にいただく。豚肉の下にたっぷりのネギが配されたとんぺい焼きはボリュームも十分、熱々のうちに頬張った。

鉄板席ではなかったので詳しくは見てないが、衣の上にたっぷりのキャベツともやしを載せ豚肉、天カス、つなぎを加えていくスタンダードな作り。麺は生麺を茹で鉄板上でカリッと炒めるスタイルで、ソースを絡めた濃い味付け。ひっくり返した本体はそのままじっくりと蒸し焼きにされキャベツの甘みをジワリと引き出す。

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よく炒めたそばに本体を合流させ、卵で閉じて完成。ここまではよくある作りだが、ダメ押しに半熟二黄卵の目玉焼きを加えるのが新鮮だった。二黄卵を鉄板に広げ半熟のまま本体を閉じるのは八昌系の得意技だが、目玉焼きのまま本体に加えるのは「hide坊@新橋」を彷彿とさせる。また半熟具合が絶妙で、トロリととろけつつも余熱でキュッと固まる様がなんとも官能的だ。

コテで切ってざっくりと口へ運ぶ。ソースと青海苔の甘く香ばしい匂いに続いてガーリックの香りが充満、ホクホクとしたキャベツがなんとも瑞々しい。

コテで切ったときにきれいな断面が現れるのは麺と野菜の一体感がある証拠。多少ガーリックやソースの味が支配的だが、生ビールやホッピーを飲みながらつっつくのにはちょうどいい塩梅かもしれない。

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