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2006年08月31日

●広島流お好み焼「ひな」@町屋・荒川

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旨い広島お好み焼があると聞きつけ、地下鉄を乗り継ぎ荒川区は町屋へ。都電や京成線も交錯する交通の要衝だが、のんびりと穏やかな空気が流れる街はどこか懐かしく温かい。

飲み屋街を奥へ入ったところに目指すお店“広島流お好み焼「ひな」”がある。大きな鉄板の周りにカウンターがあり、そのほかテーブル席が5つと標準的な店構え。広島の観光ポスターはソースや油で薄っすらと黄ばみ、店内にはお好み焼の匂いが充満する。

まずは生ビールで疲れを癒し、アスパラガスのバター炒めと舌平目のムニエル・クレープ包みをいただいた。どちらもあまりお好み焼屋には馴染まないメニューかもしれないが、バターが軽快に効いていて小気味よいおいしさ。

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お好み焼はデフォルトの肉玉そばにイカ天を加え、さらにそばは“パリパリ”でお願いした。キャベツやモヤシはじっくりと蒸らし、やや太目の麺(浅草開化楼?)はソースを塗してカリッと焼き上げる。合体した後は黄身をつぶしていない半熟の二黄卵に載せ、最後は青海苔をたっぷり振って完成。広島でいうと八昌系のお店で見られる形だ。

とろりと溶け出す黄身はやや濃い目のソースとも絡まって充実したコクを感じさせる。イカ天も肉厚で下世話なほど存在感があり、B級的旨さはまさに広島お好み焼の真骨頂。またシソを入れたお好み焼は、フワッと香る清廉なハーブ香がなんとも上品なアクセントになり、お好み焼の野性味と見事に拮抗。新たな可能性を感じさせてくれる通好みなトッピングだ。

それにしてもここまで太くてパリパリに硬いそばは広島でもあまり見たことがない。濃くて甘いソースの味が若干支配的なのが気にかかるが、鉄板上で直に食べればまた印象は違ってくるだろう。個性的かつ“旨さ”が勢いよく押し寄せてくる広島流お好み焼「ひな」を目当てに、しばらく町屋通いが続きそうだ。

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