●北海道食大使「とらぬ狸」@大宮
生ビールはサントリーのザ・プレミアムモルツ、キメ細かい泡に華やかな香り。「奥会津産・えらの胡麻和え」と「函館産・〆鰊(にしん)の刺身」を肴に長い宴は始まった。
大宮にあるとらぬ狸を訪れた。北海道の旬の食材とワイン&地酒が楽しめるお店だが、定期的にワイン会を催すなどワインに注力する居酒屋としてよく知られている。
〆鰊(にしん)の刺身は初めて食べたが、程よく脂も乗っていて歯応えも上々。えらの胡麻和え、しどきのおひたしといった奥会津産の山菜も苦みがいいアクセントになり、アルザスの白ワインもよくすすむ。ミネラル感たっぷり、キレのあるシルヴァネールだ。
お腹がすいたところで十勝中札内産・地鶏のクリーム煮を。黄色く濃厚なジャガイモに柔らかい地鶏や人参・玉ねぎが合わさり、心身ともに温まるまさに口福の一品。さらに追加したサロマ湖近海産海苔使用・まぐろの磯辺揚げも香りと食感が素晴らしい。核の部分(まぐろ)は大胆に旨みを主張しながら、海苔や茗荷や青葉、タレなどがしっかりと脇を締める。
ワインはルイ・ジャドがプロデュースする「ジュリエナ’01グラン・ジャン・テレル」を。華やかな香りをもちながらスルリと優しい飲み口で、幅広い料理に対応できた。
2本のワインはあっという間に空き続いて日本酒へ。出羽桜、麓井、黒龍など片っ端からお猪口に注ぎ忙しく口へと運んだ。肴には蟹みそとイカゴロ焼、背中がゾクゾクするほどの相性を見せ、自然と笑みがこぼれる。
大宮駅東口から程近い「とらぬ狸」、今後も足繁く通いそうだ。