●純米吟醸カップ酒「いづみ橋」
3月とはいえ寒風が吹き荒んだ週末の夜、カップ酒に燗をつけて食卓に置いた。神奈川は海老名市にある泉橋酒造「恵・いづみ橋・純米吟醸」、冷やのままで飲むと米の旨みとともに雑みも感じられ飲み込むのに難儀したが、人肌近い40℃まで温めると、ふっくらとした柔和な顔をのぞかせはじめた。
色は黄色みを増し、ふっくらと甘い熟成香が漂う。飲むと味わいは横に広がり、グッと厚みを増した印象に。
アテにはメカジキの刺身を。サシの入った脂はトロリと甘いが、いづみ橋の燗酒はそれをしっかりと受け止める。瞬間的に訪れる幸せ、そして儚い刹那さ。
日本酒の魅力に、もっともっと迫ってみたい。