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2005年12月25日

●コノ・スルのピノ・ノワール

数年前の狂乱的なワインブームを思い起こさせるチリの赤ワイン。当時はカベルネ・ソーヴィニヨンなど品種名を記したワインを中心に、手頃な値段で濃厚な味が楽しめるとあって好評を博した。

ブームが終わると、手の平を返したようにチリワインの評価は変わり、眉をひそめる評論家さえ現れた。しかし真面目に取り組むワイナリーもたくさんあり、今回飲んでみたコノ・スルもそのうちの一つといえるだろう。

最も安い価格帯であるヴァラエタル・レンジ。多くの人が日常的に楽しめる価格帯のワインが普及してはじめて、ワインの広がりを実感できる。過度な甘みや渋みに頼らない、自然なバランスを保つワインは飲んでいて楽しいからだ。

高貴品種として崇められるピノ・ノワールだが、手頃な値段で楽しめるようになれば望外の幸せだ。

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