●築地で連食
空腹感が服を着て歩いているような私だが、憂鬱な週始めなどは余計に腹が減る。そそくさと午前中の仕事を切り上げると、中学生の早弁のごとく11時過ぎには築地市場の場内へ。
どうしてもコッテリ系に目がいくのか、洋食「豊ちゃん」の前でピタリと足が止まる。逡巡した挙句カツカレーライスを注文。サクサクのキャベツで胃を休めながらジューシーなカツにかぶりつき、肉汁で唇を湿らせながらトロリとコクのあるカレーライスをペロリ。口で食べるというより胃袋で食べる、本能に訴えかける旨さ。
汁物もなくサラリと食べ終えてしまったせいか、隣の中華そば「ふぢの」の暖簾を無意識にくぐってしまう。昔ながらの醤油ラーメン、ダシはほんのり魚介が香る程度で、散らされたネギが郷愁を誘う昭和の味。しっかり作りこまれた脂身の少ない叉焼が心地よく、シンプルだが誤魔化しのない旨さに身も心もポッカポカ。
財布は寂しくなったものの、大満足のうちに築地を後にした。