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2005年11月08日

●トラフグのひれ酒

051108_1.jpg都市開発とともに賑わいを見せつつあるJR埼京線「北与野」駅周辺。大型スーパーや自動車ディーラー、チェーン居酒屋は揃っているものの、キラリと光る個性的な飲食店はまだまだ少ない。

今宵は旬の魚と野菜が楽しめる「旬彩」へ。コリコリとした食感のトラフグ刺しにダシが染みた海老芋煮、マグロサラダなどをつつく。ビールはアサヒのスーパードライ、料理の旨みを引きたてながらあくまで脇役に徹し、スッキリと切れていく。

咽喉が湿った後は、香り豊かなトラフグのひれ酒を。茶色を帯びた熱めの日本酒からは河豚の香りがガツンと漂ってきて、否応無しに旨みが広がる。辛いでもなく、甘いでもなく。ただひたすら、じんわりと染み入る心地よさ。

051108_2.jpg1杯目は濃厚なひれ酒だが、2杯目、3杯目ともなれば若干穏やかになり、繊細な風味が楽しめる。自家製さつま揚げや柳葉魚(ししゃも)を肴に、頬を赤らめながらグイと飲み干した。

酒飲みの琴線に触れる酒、トラフグのひれ酒。そう頻繁に飲めるものではないが、五臓六腑に染み渡らせながらじっくりと愛でたいものだ。

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